反省無きとこに進歩無し。 ヒビのことであればなおさら。
先週はなにをしていたのか? 日曜日だから先週の日記を読みかえす。
ちなみに先々週の日記はこう。
以下、書誌データ。
「仕事や生活の雑事につねに追いかけられているような気分にみんなうんざりしている。これまで逃してきたチャンスを活かし、創造的な思考を楽しむ余裕を取り戻したい。そのための新しいアプローチが求められていたのだ。そのアプローチは、その日の調子に影響されず、どんな仕事をするときも、つねに使えるものでなくてはならない。それは行動を律する「枠組み」であるだろうが、各自の複雑なライフスタイルにぴたりと合ったものでなければならないし、しかも、生活を窮屈にするのではなく、生活を自由にしてくれるものでなくてはいけない。こうした要件を満たすのが、私が開発した手法、GTD(getting things done)なのだ」デビッド・アレン「序章」より
「GTDの手法はシンプルであるがゆえに誰にでも実践することができる。GTDを実践するだけで日々のストレスは激減し、ゆったりとした気分で仕事ができるようになるだろう。しかしさらにその上のレベルを目指すならば、なぜGTDがそうなっているのかを理解する必要がある。本書がその手助けとなり、ストレスフリーの環境からどんどん新しいアイディアが生まれることを望む」田口元「日本語版解説」より』
アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』に登場する本読み少女、長門有希さんが劇中なにを読んでいるのかを調査・検証する。
では第11話『射手座の日』から。
長門有希、ノイマン型電子計算機の楽しさを識る。

今回は洋書。 そのせいか表紙は大々的に映る。 「STARP…」までは読み取れるか。
えー「STARP…」……「STARP…」……。
「STARPLEX」! Robert J. Sawyer!
ロバート・J・ソウヤーの「スタープレックス」! その北米版ですね。 99年にハヤカワ文庫SFから邦訳もでてます。 Aamzonの評を参考にするに、スタートレックみたいな宇宙冒険SFですってよ!
ただし、確認できたこの表紙はペーパーバック版。 某所において、ハードカバーではSF Book Club版でしかでていないし、表紙もこれではないですよ? という指摘もいただきましたので、ハードカバーとしてこの書籍が実在するかは微妙かもしれません。
追記:『スタープレックス』はフランス、イタリア、ポーランドで翻訳がでているが、Googleでイメージ検索した範囲では、いずれもこの表紙とは異なる。 したがって、今回の長門さんが読んでいるこのハードカバー版「STARPLEX」は現時点ではこの宇宙に存在しないのではないか? と、さらに某所でご指摘をいただきました。
えっと……ハルヒ平行宇宙説?
(もうそうならハードカバーででてないはずの本がでてたり、文字組が微妙に違っててもしかたがないね!)
スタートレックみたいな、で思い出したけどこのシーン。

「抵抗は無意味。」とか言われちゃいそうだな。
地球のノイマン型電子計算機の神秘に触れる長門有希。 ダグラス・エンゲルバートは偉大なり。

各話の検証はこちら。
関連。
バトーさんもロマン・ロランを引きつつ言ってたよ。
人はおおむね自分が思うほどに幸福でも不幸でもない。大事なのは、望んだり生きたりすることに飽きないことだ。
いいねぇ。 このマンガには望んだり生きたりすることに飽きないために必要なものがあるよ。
くだらない、やらんでよろしいこと。 でも、思いついちゃったんだし、やったら面白いかもしれないじゃない? やる? やろうよ。 とかそういう感じの。 キュートなココロミが並んでる。
俺も、ここでココロミられているような無益極まりないどうしようもない思いつきをよく思いつく性質なので、そんな思いつきどもがココロミられてかたちをあたえられてるのがなんか嬉しかった。
本質的にガキのやるお遊びと同じだよな。 ガキの遊びの、下らなさ加減とアナーキズム。 それを抱えながら「まぁお仕事ですし」的な大人の余裕っつうか冷静さっつうかをもちつつ、プラス山盛りの茶目っ気をトッピング。 このバランス感覚に驚愕する。 なんだこの趣味の良さは? 対象と相応に距離をおきつつ、けどお客さんを引かせず、ツッコミどころと感情移入のフックは残す、べつやくれい氏のイラスト、その絵面こそ見事。 って感じかしら。
スターバックス、東急ハンズ、TSUTAYAの店員さんのかっこうをしてみよう「新しいコスプレ」。
新たな視野を物理的に獲得しよう「バックミラーつけてみました」。
鼻メガネの概念を根底からくつがえす「かっこいい鼻メガネ」。
この三題が並んでいるのはなんの奇跡だ?
「新しいコスプレ」? 俺もやってみたい。 「バックミラーつけてみました」? 俺もつけてみたい。 「かっこいい鼻メガネ」? やばい、ホントにかっこいい! あーあと町田にあるという日本一のダイソーにはぜひ行ってみたいな。 メモメモ。 「町田にある日本一たちにへ行く」。
あーいいねぇ。 面白かった。 無益なココロミたちに幸多かれ。
「かっこいい鼻メガネをつくる」「スタ●や東●ハ●ズやTS●TA●Aの店員のコスプレをして、当のお店に入る」「ルーズソックスで文字をつくる」など、累計300万人の読者を唖然とさせた“別にやらなくてもいい”ココロミ(試み)の数々を、加筆、修正のうえ収録。そして、描き下ろし連作マンガ「ジャンボ星人 from 宇宙」に新企画ネタもたっぷり入れています。
おそろしくムダなことがステキに見えてくる、オンリーワンの“べつやくワールド”をお楽しみください!』
睦言マンガ。 こそばゆい。
「するときにメガネをどうする?」とか「あいての好みのかっこうをするってどう?」とか。
年若いこいびとたちが二人して、少しづつ積み重ねるおこないの一幕を描く短編マンガ集。
そもそもが、こいびと二人が閨のなか、甘くひくくつぶやくようなもの。
見ちゃいけないものを覗き見てるようで、こそばゆくなりました。
年若いこいびと二人のいたすことなので……どうにも……ソゥ、スウィートっつうか。
そうじて、たあいなくて、ういういしい。 一言で言うと「うっひょー」。 まぁこっ恥ずかしいこと。 うっひょー。
でも、だからこそ、嫌みなく、澱りなく、新鮮にうずきを始めた快感が生まれくるさまをとらえている。
ここで描かれているのは、年若いこいびと二人が、たがいの、おのれの、快楽を、つかまえるさまだ。
睦言。
羞恥や興奮を表現する漫符が頬のあたりにいちいち入る。 でも、そこに例えば「かぁ…」といったオノマトペまではつかないのね。 静かに、あたりまえのものとして、快感が、生まれてきてるような印象をうけます。 なんでこんな言葉を使うのかは俺もよくわかんないけど「女性的」な? ものを感じる気がする。 なんだろうこれ?
ぜんっぜん関係ないけど「そういえばメガネはずすのいつだっけ?」ってのを2秒ぐらい考えて、さらにそれを考えたことを自覚して、なんかこっ恥ずかしくなった。 あー、うん。 こう?……こうか?(仕草で)
さいきんことあるごとに『BLACK LAGOON』のこの台詞が頭をよぎる俺の脳内。

まったく……いかれてるとしか思えねぇぜ……
だが面白れぇ……
面白れぇってのは大事なことだぜ? ロック……
やったろうじゃねえか!
応よ。
面白れぇってのは大事なことだぜ? ロック……
あと、絵付き小説……ライトノベルを読んでいてエロい描写にでくわしたときも、この台詞が湧いて出てくる俺の脳内。
エロいってのは大事なことだぜ? ロック……
まったく……いかれてるとしか思えねぇぜ……。
ちなみにさいきんはこれとかこれを読んだときにこの台詞が。 しかも2度3度。
これもそうだった。
そうな気がする。
「それ」が、まさしく大事なことだぜ? というか「一大事」に属するのが、絵付き小説……ライトノベルの世界なのかもしれん、とは思う。 (じゃなきゃ嘘だー、とも思う。)
関係ないけど、うえお久光がやろうとしてるのはMMORPG的ファンタジー世界を舞台にしたハードボイルドだよな。
主人公の行動規範がまんまそれ。 特異な人だ。
萌える架空戦記入門一歩前! 異世界で猫耳で海軍で架空戦記で士官学校で全寮制で青春大河ドラマ! なんだそりゃ? 滅茶苦茶だ! だがそれが楽しい。 とにかくフックの多いマンガ。 この先が楽しみです。
この嗜好の行く末が、もっと複雑で豊かなものでありますように。
モア、コンプレックス。
「この世界の近代」が透けてみえそうな架空の国々がおりなす、絵空事の戦争もの(海戦もの?)になりそうな気配。 日本に見立てられてた島国の海軍士官学校を舞台に、少年たちの友情と成長を描く青春大河ドラマでもあります。 物語はまだはじまったばかりで、この先がほんとうに楽しみ。
「架空戦記」という言葉はつかってみたけれど、にしてもすごい架空っぷり! 日本に見立てられてた島国ってのが多民族国家で、人口の九割がリアル日本人コンパチの人種。 残り一割が金髪碧眼。 ごくごく少数が猫耳。 尻尾つき。 なんだそれは!?
で、少数派の常として、迫害されてたりするわけだよ。 このパツキンが! この猫耳が! とか。 おいおい。
島国を日本に見立てるにしても、民族問題抱え込むのは悪手じゃねえか? とか最初は思った。 (抱えた問題がでかすぎて、作品の主題がコントロールできなくなったり、細部が主題に傷を付けることがありえる、と俺は思う。 『鋼の錬金術師』が宗教問題に首突っ込むようなもの?) でも、読んで納得。 ああなるほど。 これなら大丈夫かもしれない。 だってパツキンだもの。 だって猫耳なんだもの。
「だもの」ってのが意味不明。 いや、なんつーか、ただ印象や勘で断言するのもなんだけど。 たぶん、この子ら金髪の少年と猫耳の少年とを観る視線ってのは、少女漫画を嚆矢として、このくにの文化が20年以上培って育ててきた「かよわきもの」(=「可愛きもの」)を観る視線なんじゃないかしら? と思う。
彼らは、迫害を受ける可愛い/か弱い/愛らしい/美しいものたちであると。
そこにあるのは、彼らは可愛い/か弱い/愛らしい/美しいがゆえに虐げられる、っつう一種のエロティシズム/フェチズムであって、民族問題一切関係なし。
なんか、そげなふうに感じられました。
じゃあなんでそげなものが戦争のなかに放り込まれにゃあならんのか?
それがこのくにの文化のクレイジー&キュートなとこですよ。
作品内の島国なんてもっと露骨だ! すげぇな! お前のとこの天皇は!
よーし!!! 立派な水軍軍人になろう!!
大笑いしました。 お前らそれでいいのかよ。(いいんだろうな。 だって男の子だもの。)
とにかくいろいろ詰め込みすぎなんだけど、詰め込まれたものたちはまんざらでもなさそうで、一種異様なハーモニーを奏でてる。 この意味文脈の混沌は善と思います。
この嗜好の行く末が、もっと複雑で豊かなものでありますように。
モア、コンプレックス。 もっと、より複雑に。 もっとより込み入って。
意味文脈の混沌のなかで、ギラリと現実を照らし返してくれると面白れえなおい、と思いますですよ。
続き楽しみ。 はやく海戦やってくんねーかしら。
あと、主人公の猫耳くんが剣帯をつけようとして自分の尻尾を巻き込むの、超キュートな。
ああ、そうか。 この2作品のハイブリッドか……。
思いついた瞬間に勝っているたぐいのことがらだな……。
反省無きとこに進歩無し。 ヒビのことであればなおさら。
先週はなにをしていたのか? 日曜日だから先週の日記を読みかえす。
ちなみに先々週の日記はこう。
以下、書誌情報。
アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』に登場する本読み少女、長門有希さんが劇中なにを読んでいるのかを調査・検証する。
では第12話『ライブアライブ』から。
長門有希、ギターを弾く。

今回は本読んでません。

哀れなカップルの命運は読み切ってたけどな。
小ネタ。

キョンたち三人が歩く廊下の壁に「純喫茶 第三帝国」の張り紙。
劇場版「うる星やつら」『ビューティフル・ドリーマー』であたるとラムのクラスが文化祭でやろうとしてたのがこれ「純喫茶 第三帝国」だったはず。 教室の中に戦車(レオパルドだっけ?)持ち込んだりしてんのな。 ああ、選ばれし者の恍惚と不安、ともに我にあり!
小ネタ。 その2。

これはDMCのコピーバンド。 絶対。 間違いありません。

SATSUGAIせよ! SATSUGAIせよ!
細かいなーってところ。

キョンと国木田、谷口が会うシーン。 後ろの玄関のところでバンドメンバーと生徒会がもめてる最中。

朝比奈さんのクラスの萌え焼きそばの前を走るドラムのみずきとベースのまり。

キョンの後ろを走るハルヒと長門さん。 つまりここから一時間かけてバンドメンバーは練習と音あわせをしたわけ。
気づいてたかな?
雨のシーンがたいへんよろしい。 歌え歌えハルヒ。 祭りが終わっていくよ。

女子4人バンドで思い出したよ。
今回はフックが少ないので勝手にひっつける。
この文脈ならいっぱい読むべき本はあっただろうに! なにやってるの! 長門さん!
各話の検証はこちら。
関連。
必要に迫られてノートPC新調。 Panasonic Let's note R5。 軽さ、バッテリーの持ち、素晴らしい、性能にはなんの不満もない。 キーボードに若干の違和感があるがそれは慣れれば良いだけだろう。 だが、タッチパッドだけはいただけない。 いままでLOOXのトラックポイントを使ってきただけにどうにも慣れない。 脳内にそのような操作をする領域がどこにもつくられていない実感がある。 そうでなくともノートPCの主流となっているタッチパッドは最悪のインターフェースだと俺は思うんだが(どうせマウスほどの利便性も得られぬくせに、なんでホームポジションから手を離す必要がある?) 人類の叡智はそれをも乗りこえるらしく、ちょっとだけ安心した。 さーて、使い倒すか。
いい漫画だ! 面白かった! そしてみごとに泣かされた!
なぜって? 俺の何パーセントかは、おかんの作ってくれた弁当でできているからだよ。
いつの時代もどこの世界でも愛情と笑いに勝てるものを私はまだ見たことがないです。
表紙折り返しになにげなく書いてある著者のひとことの正しさに愕然。 なにこれ?
そんで中身の漫画読んで笑い泣かされた。 なにこれ?
愛情とはおかんの作ってくれるごはんのこと。 幸せとはあなたが好きな人が笑顔でいてくれること。
くちで言うのは簡単。 でもそれを行うのは? 考える暇もなしに、それを行ってしまえるのは?
それができるのは、たぶん、すごい人ですよ。 誰もすごいって言わないと思いますけど。
おかん、あんたはたしかにサムライだ!
この漫画にでてくるおかんはやさしさの達人。 やさしさというか、愛の達人。 愛って何かっていうと、あったかくておいしいご飯、それを作ってあげること。 作ってもらったそれを、おいしいっつって食べること。 それがね、愛。 もっと言うと、自分の好きな人のことをハッピーにしてあげること。 それがね、愛。
もう! なに真顔でそんなこと言ってんの!? バッカジャナイノ!? とか思うけど。 ん〜だってそうじゃんかさ? あんたも知ってるでしょうよ? もう? ともな。 思うですよ。 な? な、じゃねえ。
おかんの息子のたけしが、また良い。 かわいいよこいつ。 高校生で生意気盛りで、おかんをバカにしたり、言うこときかなかったり。 まぁ、つまりは普通の男の子やってるわけですが。
でも、こいつのおかん、やさしさの達人だからさ。 こいつも、いつのまにか、愛を身につけてしまっているのな。 人のことを、しぜんにおもんぱかることができるのな。
愛は、伝播する。
こいつと付き合ってる彼女さんが、デートの帰りにこいつのことをぎゅっと抱きしめた気持ちがひどくわかる。
たぶん、感謝の気持ち。
この人がこの人でいてくれてありがとう! ってのと。
この人と知り合えてよかった! っていう。
祈るような。 すがるような。
あふれくる感謝の気持ち。
愛は、伝播する。
愛は、伝播するのだ。
(なんちて)
このおかん偉ぇなあって思うのは。
おかん別に若いころから愛の達人だったわけじゃなくて。
愛は伝播するものなので、やっぱりほかの人から、もらったそれを
(あるいは、ほかの人に、見つけたそれを? もしくは、自分のなかにも見つけたそれを)
きちんと受け止めて、育てて、自分のものとした、ってこと
ですね。
おかん、あんたはたしかにサムライだと思いますよ。
あーいい漫画でした。
糧をもらった感じ。
おすすめです。
2000年
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2008年
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>>ハードカバーとしてこの書籍が実在するかは微妙かもしれません。
ハルヒの世界はこちらの世界と違って、SFがほんの少しばかり優遇されているんですよ、きっと。
だから、SF書籍がハードカバーでもドンドン出版されちゃうと。
さすが京アニ、芸が細かい。
受け取りは4〜14営業日後のようです。
あずまんが大王のちよちゃんが、そんな感じだったり。
(単行本1巻35ページ「コンピューター!」 → 43ページ「天才は」)
どこか配信してる所ないですか?
もしかすると次にフルメタがアニメ化されるときに、谷川氏が脚本を書く約束があったりするのかな? ちょっと楽しみだったりします。
直球すぎて出ないと思っていたのでニヤリです。
まあ「衣装戸棚の女」はモロ直球でしたが。
その手の小ネタはむしろ原作の方でやってることが多いですね。……ので、お株を奪った「フルメタの人」こと、賀東招二の脚本にニヤリ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150102139/
劇場版の4「The Voyage Home」におけるScottのシーンですね。
http://www.startrek.com/startrek/view/series/MOV/004/index.html
に画像有り。
涼宮ハルヒの憂鬱は、2009年説
(http://d.hatena.ne.jp/choiota/20060603)