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藤枝とおる 『オヤユビヒメ∞(インフィニティ)』3巻 (秋田書店,¥410) [bk1][amazon]

スペシャルであることを巡る物語。
このマンガ、女子高生の前世は吉原の花魁で彼女には来世を誓って心中した間夫がいたのです、っちゅうストーリーがキーになる前世モノなんですが、今日日の女子高生がなんで前世だの運命だのにかかずりあわなきゃならないんだろ? っていう理不尽さを感じてて、特別な誰かであることってのは前世だのなんだの、そういう特殊さに支えられないとダメなのかしらこのマンガでは? と思ってモヤっとしてたんですね。 なんとなく。
けど、この巻読んで、すっきりしました。
前世の因縁エピソードが次々と明らかにされる。 されますが、結果明らかになったのは、いつの世も変わりなく私はただ自分の力で飛びたかっただけなのだ、っていう健やかでクリアな意志だったりする。 これは爽快でした。 引き継がれるのは、貫かれる意志である。 かっちょいいと思います。
それをバビッと悟ってみせる鹿の子嬢の聡さもいい!
(沸き起こるシュプレヒコール「メ・ガ・ネ!」「メ・ガ・ネ!」)
好ましい聡明さと意志。
キュート、といっていい。
だからってぇわけじゃないだろうけど、まさかな〜(でももしかすると〜)と思ってた「眼鏡をとったら美人」をやられちまったんで、うははと苦笑してしまったんだけど、いや、ちゃんと段階と手順と手間をかけてやってるから、まぁ良いや。 ぜんぜんオッケー。
とか思った。
あーなんかすごくふつうの少女マンガとして楽しんでるな。
続き楽しみ。
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