第弐齋藤 土踏まず日記 : 小田原ドラゴン『小田原ドラゴンくえすと!』1巻

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2005/01/10 (月)

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小田原ドラゴン 『小田原ドラゴンくえすと!』1巻

 童貞界の旗手こと小田原ドラゴンが、お笑い系ライター二人と風俗レポするよ漫画。

 風俗レポっても欲望ギンギン方面でなく、
 あくまでショボ〜い、貧乏くさ〜い、もてなそ〜な方面に行くのがさすがは小田原ドラゴン。
 なんだろうな、この視点は。

 アダルトビデオで汁出すだけの人、「汁男優」のルポとか、
 ストリップ劇場で踊り子さんにリボンを投げて舞台を盛り上げる(誰に頼まれるでもなく)「リボンさん」ルポとか。

 「ああ、そういう方面に、世間って奥行きがあるのねぇ。」と感心するし、
 そういう人たちの凝り固まって結晶するしかなかったような情熱には感じ入ることもある。

 でも、たとえ嘘や方便だとしても「ルポ」は「ルポ」。
 「ダメ」の一言で滑稽なラッピングをされていることがらの「内実」が透けて見える。

 ナンバーワン風俗嬢を決めるコンテスト(入場料1万円)での客層が「ホスト系」と「もてない系」にきっぱり分かれてて、
「もてない系」の稼いだお金が風俗嬢に流れて、風俗嬢の貢ぎ先が「ホスト系」だね〜、うわ〜、世の中ってこうなってるんだ〜。
 みたいな。

 「世の中の仕組み」はわりとむき出しにされてたりして。
 「ダメ」とか笑ってみても、そら結局、無惨にむしられているだけなんじゃねえの? とか。
 笑うは笑うけど、それよりも冷静になった。

 滑稽とマヌケさと切実さと切なさががごっちゃごっちゃ。
 う〜ん、やっぱ人間、もててなんぼだな〜、とか思った。

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