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石田敦子 『純粋! デートクラブ 完全版』上下巻 (エンターブレイン,¥924)[bk1][amazon] [bk1][amazon]

石田敦子の『純粋!デートクラブ』の完全版がでたのは大変よろこばしいのだけど、う〜ん、なかなか読めない。 3日かけて上巻も読みきってないや。
読み返してみるとひどく困難な内容で、ほとんど思考実験に近い少女マンガ。
恋愛に対して、すでにある結論をだしている彼女たちに、次々に「ではこれは? ではこれは?」と多様な具体をぶつけていって、結論の強度を試しているようなマンガ。
読んでいてきつい。 というのも、彼女らの結論にたいして読者的にもいろいろ思うところ(同意であったり反論であったり、もしくはただの気分であったり)はあるのだけど、その「思うところの強度」もまた同時に試されるから。
「じゃあ、あなたはどうなの?」 これが常に問い正されるから。 容易に答える事を許さない問いは呪いとして機能する、とは誰かが言ってたっけな。 縛される。
今回読んで気づいた違和は「ヒロイン」の一人、谷崎真白について。 かつて「真城アーサー」として人気子役だった「彼」(男の子なのね)は、周囲から押し付けられる少年のイメージから自由になるために「女の子を好きになれる男の子であるために女の子の格好をしている」男の子。 ひっくりかえってる。
んで、この子の内実っちゅうのが、女の子であることを受け入れることができない女の子とまんま同じように見える。 それが気にかかる。 こいつは自分の肉体をどういうふうに認識、把握してるんだろう? それがわからない。 この子は、女の子であることの内実は把握しているけど、男の子であることの内実って把握してないんじゃないかな? マンガのなかでよく「処女」って云われてバカにされんだけど、それって正解なんじゃないのかな。 そんなことを思う。 真白くんにはまだちんこついてないきがします。 下品で失礼。
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