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そういや、おれ読書感想文なに書いてたっけかな。 思い出そう。 必要だ。
まずすごく嫌だったな、文章書くのが。 本を読むことは苦痛じゃなかったけど、何かを書け、とか強制されるのはすごく嫌だった。
それでも(というより、「だから」?)読書感想文は、たんに自分が読んで面白かったと思った本で書いてた。 よく判らん基準で指定される課題図書を読むやつも、それで読書感想文書くやつも本当に馬鹿だと思っていた。
中学生のころは水野良『ロードス島戦記』、思緒雄二『送り雛は瑠璃色の』、夢枕獏『陰陽師』、T&Tのソロアドベンチャー『傭兵剣士』。 これは本気、本気というか素で「面白かったですよ、ざまあみろ」って気で書いてた。 高校だと氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』、大島弓子『綿の国星』、グインサーガの何巻だったか、とかもうここらへんは「なんか文字は書いてますよ」的に完璧に舐めてた。 ただの嫌なやつだ馬鹿だなぁ。 大学になるとレムの『完全な真空』とか読んで「これだ!」 とか勝手に何かを了解して、実在しない架空の本についてぺらぺら論評して単位せしめてた。 「哲学概論」とか。 なんたら概論とか。 つまり大方の「概論」ってのは「どうでもいい話」とほぼ同義なんだなと、このとき学習した。
あと懐かしい話をすれば、うちの妹は俺がでっちあげた実在しない小説の読書感想文をそのままガッコに提出しやがってあやうくコンクールだかに出展させられそうになってたよ。 馬鹿だねぇ、うかつ過ぎ。
思い返すと、なんだか必死だった。 無駄に攻撃的だった。
たかが本読んでもの書く程度のことなんで、もっとテケトーで、自由で、おおらかであってよかったのに。 と今では思う。
そんときは、ひつようだったんだろうけど。 でも、もっとやりようはあったはず。
いまはよい。
テケトーで、自由で、おおらかだ。 俺は。 なんだって書ける。 やりようはあるからそうする。 楽チン楽チン。 大人はいいよね。 楽しもう。
そんだけ。
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