読書会についての諸説明です。
・読書会とは何か
読書会というのは、読んだ本について語る集まりのことです。
世の中、本読むのが趣味という人は多いです。
そういう人たちがたまにでも会ったりすると、自然とそういう話になります。
「そういう話」とは「最近なに読んだ?」であり「あれ面白かった?」であり「あれ読んだんだけど……」であり、つまり「くちさがない本の話」であります。
ただ「くちさがない」だけでは面白くないので、そこに意図的にルールを設け、そのルールに従って喋ろうとすると「読書会」という集まりになります。 なると思います。
読書会の際によく語られる、聞きなれない言葉
読書会の際に必要なもの
読書会の進行
このような段取りで行ないます。
心がけ
必要とされる能力
最低限必要とされるのは他人の意見に耳を傾ける能力、次に自分の意見を述べる能力です。
まずは他の人がナニを喋るのか、それを聞きましょう。 これがなければ何にもなりません。
次に、どんなかたちであれ"I think"か"I feel"かを言葉にしましょう。
その際、テキストに即した形で述べるのがスマートです。
「何ページに書かれてあることについてこう思う」とか「何ページに書かれてあることについてこう感じる」とか。 端的に「この台詞がグレート!」とかでも。 でないと、とりとめのないものになってしまいがちです。
(読書会は、自分たちが読んでいるのは同一のテキストだ、という幻想に依存します。)
積極的に必要とされる(あると面白くなる)のは瞬発的な詭弁術だと思います。 一言で言うと「ハッタリ上等」。
探偵小説における犯人、もしくは探偵がみせる「見立ての能力」といいますか。
占い師がテクニックとして身に付けている「ストーリーテリング能力」といいますか。
自分の"I think""I feel"をもとに、他人が共感しうるウソを構築する能力です。
それができるとひじょうに面白く、やみつきになります。 楽しいもんね。
余談、有用性
読書会はディベートの一種か? と問われれば違いますと答えます。
なにごとかを弁し論する、つまり自分の意見を述べるという点においては重なりますが、なにごとかの正否を問うことはしません。
ディベートではありませんが、他人の"I think","I feel"を聞く技術、そして自分の"I think","I feel"を述べる技術は「歌を唄う」「絵が描ける」「楽器を演奏できる」「文章を書く」など同様「レベル1でも、あれば人生を豊かにできるスキル」のうちじゃないかと思います。
読書会になんらかの有用性があるとするなら、このスキルを養うことができることでしょう。
それと、これは社会人、お仕事をもっている人向けですが。
社会にでてしまうと「くちさがない本の話」をする機会がすくないことに気づきます。
私事で恐縮ですが、例えば私のいまのお仕事場、ボスは栗本薫の「グインサーガ」読み(しかも新刊が出ると3日以内に購入して読んでる、いろんな意味でえらい……)ですし、右隣に座るお姉さんは西尾維新の「戯言シリーズ」を読んでます、左隣に座るお兄さんはこないだ『吸血鬼ハンターD』読んでました。 世には、本を読むことを楽しみとする人が意外に多いのです。 彼らと、しようと思ったら、それなりに本の話もできるでしょう。
でも、それは、必要以上にリスキーで、こう……ちょっと気が引ける行為です。
あくまで
社会人に「くちさがない本の話」をするチャンスは、なかなかありません。
ですので、たまになら、キヤイを入れて「本の話すっぞー」ってのはあっていいし、あるとするならその時間は貴重であるし、気持ちいいんじゃねえかなぁ。
って思います。
で。
もう、みなさん大人でしょうから。
たとえ見も知らない人であっても「本を読んだ」だけの共通点でもっておしゃべりできるし、楽しめると思います。
つか、俺は楽しむ。
あとはもう面白いことしかする気はねえよ?
ってことです。
それでは、当日。
お会いいたしましょう。