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「ああ?
だっていつまでも
子供じゃないのに
「子」だなんて変だろ」
タイトルからして大変だ。女の子は特別教。教はよかったな。相応しい。手遅れ。
にしても。
まあ。
意地が悪くて。
切れ味鋭く。
よくわかってる。
こしゃまくれたマンガだな。
と思う。
繊細な線で描かれるかわいらしい絵柄。ではあるけど。
そのマンガの中で、まさにかわいい女の子ほんにんの口から
あたし
かわいいって言われるの
キライよ
それって
人間扱い
されてないもの
なんて台詞が飛び出すあたり。
ニヤリと不敵な笑みもこぼれます。
女の子、の話って。
つまりは、オノレは何者であるか(女? 子供? 性の対象? 商品?)を自覚するか/しないか/した上でどのように存在するか。/しない上でどのように存在するかという問題に収束していくあたりが、(まあ実存的っつーか現代的っちゅーのも陳腐ですが)オノレにとっては、好みであります。
ただかわいいだけじゃダメだ。全然ダメだ。そんなものは動物だ。
もしくは。
少女そのものより少女という概念の方がスキ。
みたいな。
三度の飯より観念を愛するマニア向けの1冊。手遅れ。
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「聞くまでもない。くだらない人間の、くだらない話さ。そうだ、覚えておくといい。死ぬ価値があることなんて、男には四つしかないってことを。理想のため、野望のため、友のため、それに、惚れた女のため。おれはどの死に方もできなくて、だから、いまだ彷徨っている」
2001年度のロマン大賞入選作家、の作。
自衛隊はシベリアと南太平洋とで何者かと交戦中。その留守中に学生達が武装蜂起する。
おっとり刀で駆けつけた警察の重装機動隊は彼らの前にあえなく敗走。
国は現存する兵力、警察力による事態の収拾を不可能と判断し、徴兵令を施行し第二自衛隊を編成。さらに内閣総理大臣の親衛隊として高校生からなる「高校生徒隊」を設置し、全国の高校を武装化する。
「上州方面隊第一師団第一普通科連隊」。
かつての名を。
「群馬県立博喩堂高等学校」。
兵士として訓練され、戦争の渦中に投げ込まれる少年達の物語。
拙い戦争の話。
まるで悪質なジョーク。無様な内戦。
やるほうもやられる方も、企む方も操られる方も、素人の甘ちゃんばかりで、結局、最後には大人の力に頼らざるを得ないような。そんな情けなくて感傷的な拙い戦争の顛末。
キャラクター小説としてうまくいってるとは思えないし、戦争ものとしても楽しめるでもない(まあ架空戦記程度にはリアルな設定なのかしら?)。
でも。コバルト文庫で戦争もの。
というその立ち位置は、よきにつけあしきにつけ、非常にユニークだ。
ここでも、教育が機能しなくなり人心が乱れ、やがては社会というシステムが破綻していく未来が描かれてあること。それに対するように「戦争」という状況がもちこまれているあたり。面白いと思った。
壊れ失われてしまった日常を回復させる為に導入される非日常ってのは、まんまテロと同じで、あまりに安直で危険にすぎるけど。共感できるか否か、を問題とする観点からは、それなりに説得力をもつ理由かもしれない。怠け者には魅力的な理由だ。
そんな拙さも含めて。ちょっと。考えちゃうな。うん。
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全く狡い奴だよ。幸福だった過去を現在に持ってきて、未来から目を背けるためにそれを玩ぶ。『ななか6/17』って漫画を一度読んでおく事だね。あ、でも間違っても変な方向に興味を持ってはいけないよ。僕の姉みたいになってしまうからさ。はわわーとか自分で云い出したら人生の大部分が終るんだよ。
はわわー。
おいおいおいおいおいおい。<鏡家サーガ>面白いぞ、おい。
すげえなこりゃ。よろこんじゃう。
これを無条件で喜んでしまうあたり、僕様ちゃんにおかれましてはミステリになんの愛も無いんだコラぁと思っちまう。
密室も殺人も。「一撃でクリアー!」と云わんばかりにガツンと解決されてしまうし。
まあ、今さらどうだっていいんだそんなこと。
大事なのはそこじゃない。
じゃあ大事なのは?
ジャンル分けが不可能。というか、無意味で。
ただただ前のめりに突き進んでいくドライブ感。
だろうな。
それのみで読ませてしまう反則小説。
の類ではあるが。
あまりに荒唐無稽で荒涼としてさえあるこの感覚は。
ときにリアルで。けっこー。信頼に足る。
そう思う。
つーかさ。
作者さまは1980年代生まれの小僧っこなんだけどさ。
作中にこまっかーいネタを綺羅星の如くちりばめてるんだ。
んー。
ヲ兄さん的には全部わからないと悔しい気がします。
はげしく。
あーっ、これなんだっけー? 記憶にはあるんだけど。
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ああ、そうか。
『KAWADE夢ムック 文藝別冊 岡崎京子』ってでちゃったのね。
単行本未収録作品って何よ?「CUTiE」連載の『うたかたの日々』? 「フィールヤング」の『へルタースケルター』?
ま、どっちだって。なんだっていいけど。
あ〜あ。
ちとポツネンな気分だわね。やさぐれちまうぜチキソウ。
前作「青竜編」から14年ぶり(!)の刊行となる『獅子の門』シリーズ、4冊目「朱雀編」。それに合わせて「群狼篇」「玄武篇」「青龍篇」も共に新装版で登場済み。表紙・本文挿絵はもちろん板垣恵介と最強に狡い布陣。でも、文句のつけようもなし。ここに来て登場人物の顔が固定されてしまうのは残念でもあるけど、な「朱雀篇」。
あ〜あ、とうとうでて来ちったよブラジリアン柔術。強いんだこれが。これがでてくると途端に善くない方向に話が進み始めることはすでに『餓狼伝』の方で……。うわぁん。
つ〜か、萎えちまうんだな。
システマティックに、不可避的に強い。そんなブラジリアン柔術が登場した時点で、人間っつー二足歩行生物のスペックの低さ、スペックの低い生物同士が素手で斗いあうことのみみっちさがミもフタもなく露呈しちまう。
しちまって、そのミもフタもなさに物語の語り手自身もヘコんでるんじゃねえのか。そんな気さえする。
そこで、だ。
それに抗するがごとくこの巻ほぼ出ずっぱりなのが久我重明。久我! 久我!
おいおい。夢枕センセったらあからさまに板垣恵介にヤられてンぞ。良くも悪くも。
板垣恵介の
板垣恵介が華と狂気とをもって追いかけている「最強」という夢が、ヘコみかけた夢枕獏にも感染したかのごとく! 小説版『餓狼伝』の迷走ぶりを振り払わんがごとく!
この『獅子の門』も華と狂気とをもって「最強」という夢を追いかけ始めた!
とか、云ってみよう。えい。
次巻からいよいよトーナメント開始。
それぞれの生を生き。それぞれの斗う理由を抱えた。ヤツラが、ついに己の全存在を賭けて勝ち負けを決めあうことになる。はずだ。
どうか、楽しい夢を。
「最強」という夢を追いかける、苛烈な物語を。
拳。拳。脚。脚。肘。拳。脚。
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今日だけの分じゃないけど。
マンガ
ゆうきまさみは恋人同士が描けない。だからすぐにひっついて夫婦(か、父か母)になっちまう。
ゆうきまさみには悪人が描けない。だから悪役は子供か小悪党になっちまう。
なんてことを誰かが言ってたっけ。
加倉井ミサイルってホントに絵の人なんだね。マンガとか、物語とかを愉しむ人じゃないみたい。
でも、これは本の造りが素敵だねぇ。巧妙と云っていいくらい。ナイスワーク。
山本直樹。で、この人はどこまで行くつもりなのかね?
活字
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え? ラファティ死んだ? またまた。どうせホラでしょ。
そう僕たちはぜいたくなのだ。なんといっても彼女の作品があるのだから。
ちょい前、松本人志の『シネマ坊主』読んでたら『ダンサーインザダーク』って映画に10点満点がついてて、そういやこれ観た友達がなんか感じ入ってて「セルマの生き様はぜったい受け入れちゃダメ」みたいなことを云ってたらしーな。とか思い出して。
で、観てみたらこれがべらぼうによくて、ビョーク演じるセルマの垢抜けないメガネさんぶり(見ようによってはちっちゃい女の子にしか見えない中年女! 最高だ!)には脊髄反射的に心ときめいたりもしたんだけど。そのセルマが劇中こんなことを口にしてて。
わたしはミュージカルが好きで好きでたまらない、けど、最後の曲だけは好きになれない。なぜならその曲が終ってしまえばミュージカルも終ってしまうから。だから私は最後から2番目の曲が終ったら(かかったら、だったっけ?)そのまま映画館を出てしまうんだ、と。そうすればミュージカルは永遠に終らない。私は最後から2番目の曲が好き。とか、そんな感じのことね。
で。
岡崎京子。
って改めて云われてみて(それだけじゃなくて彼女のマンガと言葉と。それに触れてみて)思うのは↑これに似たようなことなんだな。
岡崎京子にまつわることってセルマの云う最後から2番目の曲的な位置にないか? あなたの/俺の中で。
終ってはない。けど。いま目の前で繰り広げられているわけじゃない。
なんとも宙ぶらりんなまま。その時間、ってほとんど静止に近いところにありがらも、今も続いてない? かな?
もしくは。永遠に続いていて欲しいと願う位置に。ない?
例えば。
このムックに掲載された単行本未収録作が1992年(10年前)のものだったり。
彼女が事故に遭ってから6年も経っていたり。
未定稿短編集『UNTITLED』がでてからももう3年が過ぎようとしていたり。
それって。
単なる事実にすぎないんだけど。でもそんなこと(「そんなこと」だ。やっぱ。)云われてもなにひとつ実感がわかないのは。やっぱ、岡崎京子にまつわる時間ってのが、まだ続いている。続いていて欲しい。ってことなんかしら。
とか思うッスよ。
だって。
彼女の作品がある。とは云ってみても。
岡崎京子のマンガって、一応いくつかは新装版として再版されたりはしているけど。
そのほとんどは絶版状態にあって。手に入りにくくて。
「全集」はおろか、桜沢エリカさんや(あの)大島弓子さんですら出版した「選集」の話すら。
ちら、とも耳に入って来ないのは。やっぱり。
それで何かの区切りがついてしまうこと。
岡崎京子にまつわることに。一応のエンドマークが打たれてしまうこと。
に。
みんな(って誰だかしんねぇけど)、なにかイヤなものは感じてるんじゃないかなぁ。
と。
漠然とではあるけど。
思うッス。
(独り言。はて、今、彼女のマンガを読むと激しく感じる既視感は、いったいなんなんだろう。慣れとか。読んだことがある。ではなく。俺、これ知ってる。知ってた。的な。)
ああ。
そうか。
そうね。
また、『ダンサーインザダーク』で思い出した。
セルマが、劇中、歌う歌。「I've Seen It All」って歌。
過去の自分は知っている、いつでも思い起こせる。未来の自分がどうなるのかもわかってる、すぐに想像できる。
自分が観たいと思ったものはもうすべて見た。世の中には、わたしが観たいと思ったものの他にも、いろんな素晴らしいものはあるだろう。でも、私はもう、見るべきものはすべて見た。
だから、もう私には、もう、見るべきものはない。
っていう。
そういう歌。
でも。でも、ってのもあれだな、ま、いいや。でも。
彼女は生きています。
それはそれで、何事にも換えがたく。
ありがたいことだ。
と。
そう思うこともできらぁな。
ね。
ハレルヤ。
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ビッグ錠、絵柄を変える。この年齢で! すげぇ〜。
陽気婢『ロケハン』、縦細系、という新しいジャンルを提唱してみようテスト。意味や定義は、まあ、見れば分かる。繊細なのではなく、ただ縦方向に細い、というのがミソ。
活字
うん。これを見て懐かしいっちゅうのは非常に分かる。フリーウェア。
問題は、ウェットウェアの表紙が一切思い出せねえってこと。なんか……、こう……たしか床に半分人が溶けてる感じの………。同じだ!
デュアルはついに刊行巻数100冊オーバーの101冊 …………。ってイベントは特に何もないの?
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しかし なぜ(あの)大島弓子さん...なのか....大島弓子がいなければ岡崎京子さんはあのような漫画は描けなかったでしょう。パクリもしたし、なぞってもいますしね。よく読んでくださいね。
大島弓子さんのダリアの帯...もまた傑作です。バナナブレッドも海にいるのは...も。