第弐齋藤 土踏まず日記 : はっとりみつる『イヌっネコっジャンプ 5』

-

2002/03/09 (土)

[COMIC] はっとりみつる『イヌっネコっジャンプ 5』(講談社,505円)[bk1][amazon]

はっとりみつる『イヌっネコっジャンプ 5』

 なんとも軽快。
 かつて「超新星」と期待されたスパージャンパー、オズタカヒロも、今じゃあすっかりへタレ大学生。
 会うたび会うたびいろんな女の子になつかれどつかれ、泊まりに来たり行ったり。その度どきどきしたり。結局なにもなかったり。ドタバタドタバタと、なれつきじゃれつきしてるうちにでっかいことは起こってる。
 んでも、まあ。
 そんなことは重要でもなんでもなくて。
 世界最高最長最高速の跳躍は。
 こっそり、でも高く速く澄みやかに、跳ばれていたりする。
 観客もなく。
 記録もなく。
 だけど、いつか夢見た「跳ぶこと」に、そんなもんが何か関係してくると思うかい?

 『イヌっネコっジャンプ!』これにて完結。

 いやはぁ、よかったよかった。ごちそうさまでした。

 他に気の利いた呼び方も思いつかなかったので「陸上系青春ラブコメ」なんて呼んではいたものの。そもそもそれが間違いのモトだったみたい。
 だって。いっつもドタバタしてるコイツらが、大事に抱えて持って/待ってんのは。
 ドタバタしながら見てんのは。
 陸上競技のトラック/フィールド上にゃあ無いんだもの。
 1000分の1秒縮んだタイム。
 1000分の1ミリ伸びた記録。
 そんなもんを。
 こいつらは目指してるんじゃないもの。

 こいつらが夢見てんのは。
 はるか向こうのまだその先、人工衛星が飛んでる高度。
 さらにその先、光の速さでン百年と跳んだ先のそのまた向こうの空の果てなんだもの。

 だからってとんでもねぇコトするわけじゃなし。
 二人で手ェ繋いで跳んでみれば、そんなトコに辿りつけっかも。
 いやいや無理なのはわかってんだけど、それでも、この世で一番高くて速くてキレイな地点のきれっぱしのキレッ端。
 そんなトコに辿りつける気がするかもしれない。

 っつー。
 そーゆー。

 気楽で奇天烈でたあいもなくてかわいらしいお話なんさこれは多分ね。

 と。
 まあ、そんな感じ。

 後半はホントに絵がかーいく上手くなって、眺めてるだけで楽しかったんで。
 この画力ガリキを維持したまんま始まるんであろう次のマンガが楽しみで仕方ないです。

はっとり みつる(著) 『イヌっネコっジャンプ 5 (5) [bk1][amazon]
講談社(アッパーズKC) | 発行:2002/03 | 価格:\530 | ISBN/ASIN:4-06-346141-6
『〈INJ(イヌっネコっジャンプ!)最終巻特別記念〉
オリジナル描き下ろしのイヌネコ全20種類ミニ・キャラクターシール付き

地獄の夏合宿も終わり一同は無事に東京へ帰ってきた……と思いきや、今度はいきなりバイトを始めたユウキとインハイ帰りのナオが祭りで大激突!!なぜかオズも巻き込んで地獄のチキンレース(?)開始!そして最後は、ユウキとオズの13年前の秘密が明らかに……。そう泣いても笑ってもこれで最終巻!(...)

 □ このサイトについて
  • このサイトについて
  • この日記はnDiary version 0.9.4 on the WEBを使っています。
  • この日記を書いているのは齋藤光治という人です。 STOと名のるときもあります。 メールアドレスはsto@sto-2.que.jpです。 連絡、ご意見、ご感想などはこちらまでどうぞ。
  • リンクはご自由に。 連絡不要。 ただし悪さはするな。
  • (RSS)
  • RSS feed meter for http://sto-2.que.jp/
  • Read Me !
 □ 全文検索
サイト内 全文検索
Google
 □ 話題一覧
 □ 書店検索
Amazon.co.jpアソシエイト
 □ カウンター