なんとも軽快。
かつて「超新星」と期待されたスパージャンパー、オズタカヒロも、今じゃあすっかりへタレ大学生。
会うたび会うたびいろんな女の子になつかれどつかれ、泊まりに来たり行ったり。その度どきどきしたり。結局なにもなかったり。ドタバタドタバタと、なれつきじゃれつきしてるうちにでっかいことは起こってる。
んでも、まあ。
そんなことは重要でもなんでもなくて。
世界最高最長最高速の跳躍は。
こっそり、でも高く速く澄みやかに、跳ばれていたりする。
観客もなく。
記録もなく。
だけど、いつか夢見た「跳ぶこと」に、そんなもんが何か関係してくると思うかい?
『イヌっネコっジャンプ!』これにて完結。
いやはぁ、よかったよかった。ごちそうさまでした。
他に気の利いた呼び方も思いつかなかったので「陸上系青春ラブコメ」なんて呼んではいたものの。そもそもそれが間違いのモトだったみたい。
だって。いっつもドタバタしてるコイツらが、大事に抱えて持って/待ってんのは。
ドタバタしながら見てんのは。
陸上競技のトラック/フィールド上にゃあ無いんだもの。
1000分の1秒縮んだタイム。
1000分の1ミリ伸びた記録。
そんなもんを。
こいつらは目指してるんじゃないもの。
こいつらが夢見てんのは。
はるか向こうのまだその先、人工衛星が飛んでる高度。
さらにその先、光の速さでン百年と跳んだ先のそのまた向こうの空の果てなんだもの。
だからってとんでもねぇコトするわけじゃなし。
二人で手ェ繋いで跳んでみれば、そんなトコに辿りつけっかも。
いやいや無理なのはわかってんだけど、それでも、この世で一番高くて速くてキレイな地点のきれっぱしのキレッ端。
そんなトコに辿りつける気がするかもしれない。
っつー。
そーゆー。
気楽で奇天烈でたあいもなくてかわいらしいお話なんさこれは多分ね。
と。
まあ、そんな感じ。
後半はホントに絵がかーいく上手くなって、眺めてるだけで楽しかったんで。
この