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冬のお祭りまであと18日。
進捗ゼロ。マジすか? 洒落にもならんので作業開始。皆、頼んだ。
カタログ買い忘れた。
蔓葉センセ! 殊能将之 『鏡の中は日曜日』もいいッスけど佐藤友哉『エナメルを塗った魂の比重』(講談社,1050円)[bk1][amazon]も/のほうがいいって! 殊能は「お〜、お見事。面白〜い」で佐藤は「なんじゃそりゃあ! でもスゲェ!」
漫画。拳骨でコンクリの壁殴りながら。
私を苦しめる正体不明のものたちよ
のたうちまわらせてくれてどうもありがとう
だって少女がギター弾いちゃうんだよ? 全裸だろうがマンコほおりだしてようがとりあえずそれはいい、捨て置け。 重要なのは少女が、ぶっ壊れるくらい残虐で無軌道で暴力的で得体の知れないなにかに衝き動かされてギター弾いちゃうってそのことだけよ。
ちきしょうめ。最高にかっこいいぜ。もう、素手でコンクリの壁殴る構えよ、こちとら。
どっか頭の隅ではどうしようもなく冷静でしらけきっていてつまらない状況につまらないとツッコミを入れる程度には分をわきまえてる。だけど、そのエネルギーの、衝動の兇悪さには何の関係もない。本人はもとより神様だってそれが一体なんであってどこからやってきてどこにおさまるのか知っているわけじゃない。誰にもわかんねえものはわからないという理由で誰にも責任が取れなくて、平気で滑稽だったりもする。だけど、それが確かにあって、それがある、っつー事実だけは絶対に変わらない。否定できない。ごまかしが効かない。
ハタから見てるとバカみたい、いや、バカそのものだ。でも、関係ない。それはある。それは衝き動かす。
まるで呼吸をするように、ごくごく自然にとんでもない言葉が自分の口を衝いて出てくるあの瞬間を想起せよ。ちんぽ。
だ〜っ! だからかっこいいっちゅうの!
「シンボリックガールラブソング」のナチュラルな悪意(?)と叙情。
まぁどうしましょう
いいわぁ君
青臭くていいわぁ
とか。
「逆走センチメンタル」が本当にセンチメンタルが逆走してるあたり。
あたしが
それを
したかった
「脱性少年的カイテキ妄想生活」の過剰な遣る瀬無さ。とか。
詩情を感じますね。
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メダロット。
宇宙からきた謎の物質、「メダル」を頭脳としたロボット。成長、学習能力がある。
オレはまた、なにかを勘違いしているのかもしれないが。
オレ、(当たり前だけど)ロボトルって一回もやったことないし、ゲームのほうの『メダロット』もやってない。アニメ(『魂』じゃないほう)をちょこっと観ただけで。
だから、オレは重要ななにかをハナから見逃してて、そのせいで激しく何かを勘違いしているだけかもしれないんだけど。
ここには、昔、大事にしていた、大切な何かが埋まっているような。そんな気がしてならない。
中学生アサノカスミは悩み事があるときは旧校舎を訪れることにしていた。
棄てられて、今はもう誰も使うもののない、静かな旧校舎。
誰もいない旧校舎の中、誰もいない教室の中で、彼はカスミのことを待っていてくれる。
メタビー。KBTタイプメダロット。
事故に遭い、魂たるメダルを砕かれて、動かなくなってしまった、カスミの友達。そのボディ。
カスミは、誰もいないこの校舎で、いなくなってしまったあいつの、メタビーの声が聞こえる気がして。
だから、アサノカスミは悩み事があるときに旧校舎を訪れる。
誰もいないこの旧校舎で、いなくなってしまったあいつの、メタビーの声が聞こえる気がして。
それは、定められていたことなのかもしれない。
誰もいないこの旧校舎で、カスミは、メダルを見つけることになる。
メダロットの魂たるメダル。
あいつが帰ってきてくれた。
カスミはそう思った。
もう一度、あいつに会える。暮らせると。
カスミはそう信じた。
でも。
「もう一度」なんてなかった。
二度とこない
少年の夏の
短い思い出
これは
もう一つの
メタビーの
物語
たった七日の
小さな物語
可能性と、予感。
そして希望とを巡る物語。
ゲーム/アニメのおまけ。プレ・ストーリーもしくはアフター・ストーリーなだけ。なのかもしれない。
来るべき本編を前にした、予告編だけをみて面白いといって、本編が抱え込んだトホホな内実を、見ないですんでいるだけなのかもしれない。
でも。
ここには、否定できない大切な何かがあるような。そんな気がしてならない。
漫画としてみるべき点はふたつ。
ひとつは、メダロット同士の高速戦闘を描写する際に使用されているCG。ブレが表現されてあるのだけれど、カラーだと半透明感が際立って映えるだろうけど、白黒だとどうしてもメリハリのないただ黒くて見難いだけの画になってしまっているのが残念。同人誌ではよく見かけるけど、商業誌ではなかなか見られない手法。ユニークではある。漫画文法のひとつとして定着・発展できるかな。
もうひとつは、見開きと大ゴマの構図。
横長のコマの連続で、抑圧され溜めに溜められたテンションが。
次のページを開いた瞬間、一気に視界が開けるその開放感。すごい。
文句なしに秀逸。
これはときに神聖ですらある。
そして。
やっぱ。
可能性と、予感。
そして希望とを巡る物語。であること。
ポツリとおかれてある。予感。希望。未来。そして結末。
ただただひたすらに。かけがえがなくて。新鮮で。神聖で。
ただただひたすらに。遠く。高く。美しいところを目指す。そのありよう。
崇高な。その結末。
だれかが置き忘れていった。断片。
どれもぶつぎれでしかなくて。むやみに思わせぶりなだけ。わかりにくて安っぽい。
でも。
「メダロット」を巡って、これだけの議論が交わされ、「メダロット」がこれだけの到達点を見せてくれたことは、記憶しておきたい。
断片でしかない。断片でしかありえなかったのかもしれないが。
でも、この断片はとてもきれいだ。
この断片は、とても大切で、重要な何かの、断片だ。
そう夢見ることもできる。
最終話#6ならびに#Exの、高くて、きれいなこと。
この断片はとてもきれいだ。
そう夢見ることもできる。
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Sorry, but you are looking for something that isn't here.
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あと17日。予定表。明日、明後日中に決める。
明日中に、担当分1本。凡例と規範を示すこと。
カタログ買っとけ。
垣根の向うのすぐ傍の。
少年少女らの日常にある小さな冒険ご近所ミステリ2冊目。1冊目はこちら、【bk1】。
奇も衒いもなくオーソドックスな小中学生向け読みもの。作中の登場人物も、対象読者も、若干年零層低め。12,3歳くらいかな? どうこう言うことは特になし。届くべきところに届いてるといいな。
ふとしたことから「お隣さん」の桃太くんのことが気になり始めちゃった真花ちゃんの話。表題作「雨のちカゼ」がアマアマでいい感じ。あとは普通の読みもの。どこか懐かしい気もする。
所々、物語とはほとんど関係なく、地雷みたいにソレ系のヒト向けの『暗号』が書かれてあるのはご愛嬌。次の岩には続きません。続きませんとも、ええ。
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人が死ぬとその精神は肉体を離れ、天国を巡り再生のための準備を行う。
そこへ行くための待機の場所。生と死の狭間にその場所がある。
多々ある生と死の狭間でも、不慮の事故や、殺された人間が訪れる。怨みの門。
そこにはイズコという名の、面立ちは奇麗だけど性根は暗そうな門番がいて、門の前に現われた人間に、こんな選択肢を指し示す。
ひとつ。死を受け入れ天国へ旅立つ。
ひとつ。受け入れず、霊となってこの世をさまよう。
そしてもうひとつ。現世の人間を呪い殺す。
それぞれ不幸な死を迎え、怨みの門の前に立つことになった人間たちが、向こう側に渡る前にした最後の選択とその結末。
お逝きなさい。
壮絶。
としかいいようがない。
高橋ツトムの線は、よ。
血が通い、顔と名前もつ人間が、ある状況ある一瞬で、ただの対象として。モノとして目に映る。
そんな瞬間を絵にしてしまう。そんな気がする。
それぞれの内実と、それなりの不幸と悔悟の念をたらふく抱え込んで怨みの門に立つ人間どもが最後の最後でする選択、そしてその結末。というのも、胃の腑が冷えるような。
壮絶で。
ぞぉとするくらい、真摯で。よ。
怪談として、もしくは、絵として、というよりはむしろ各人が秘めた決意。
それこそが、恐ろしい。
そういうマンガであるな。と思う。
人が死んだその先に。
その人間が生きたことの価値を問うように、かような選択を用意しておくのは、ただの悪意や意地悪を通り過ぎてすでに残酷であるとも思うが。
その、己の生きた生に依って為された選択が、どれほど凄惨な結果を導いたとしても、それを己の責として/業として引きうけてから逝く。というその姿には、どうしようもない孤独とともに、ある種の清々しさ、のようなものも感じる。
自業自得、というのは、実はひどく正しいことなんじゃないのか、そんなアホみたいなことも考える。
それにしても、この選択肢。よく民話にあるような、「どれを答えようが(もしくは答えなくとも)結局質問に答えた段階で回答者の負けになる問い」のようなものなのかもしれない。 とかね。
最後、ひとつ気になったこと。
人間はね
生まれて来ることも
選べないけど
死ぬことも選んじゃ
いけないの…
なんて門番でありナビゲータでもあるイズコは言うけれど。あんた、自分で信じてないでしょ? それ。
あくまで推測でしかないけどこの人。
トチ狂った選択したり、自分の業を自分で抱えきれなくなった人間が無様な様をさらし始めたとき、それを諌めるため(いや、ただの嫌悪か)自分でも信じていないようなカッコいい戯言をもちだして煙に巻いてる。フェアじゃない。
フェアじゃないけど、そのスタンスはとてもステキだ。
なんてな。
ハハ。
静かに。壮絶。
お逝きなさい。
次の旅の健やかなることを。目を瞑り。
ささやき。詠唱。祈り。念じろ!
Sorry, but you are looking for something that isn't here.
Sorry, but you are looking for something that isn't here.
Sorry, but you are looking for something that isn't here.
Sorry, but you are looking for something that isn't here.
すべてのモチーフは陳腐の汚泥にまみれ
人々はそのぬかるみに頭を突きいれ
「終焉」に気づかず、或いは目を背け
今日も砕け散った夢のかけらを古の瓦礫からすくい上げ続ける
希望も才能も底を尽き
実り無き内向は昇華され
人々は憧憬、郷愁、救いを求めて
偽りの祭りに集い群がる
今、ここに示される新たな規範は
確信と苦痛を伴いつつ演繹され
新たな伝統主義者によって継承され
出口を求めるものへの道標となる
スキマティック。の序文。
愚にもつかない戯言。だが。好きではある。割と。
一切の生産的行為から遠く離れ、手前の人生の何分の一かを無為にぶち込んで、それでもまだ手前の強さとかっこよさを追い求めることができるのか、それを悔いなく是とするか。これはそういう試しだ。
情報ではなく。
経験ではなく。
一瞬をくれ。
たまにゃーそんな気分であるよ。ふん、だ。ケッ。
Sorry, but you are looking for something that isn't here.
Sorry, but you are looking for something that isn't here.
Sorry, but you are looking for something that isn't here.
Sorry, but you are looking for something that isn't here.
お引越しをしてきた女の子、鈴(りん)ちゃんとその父と、お隣の郁子さんの繰り広げるホームドラマ。
台所に立てば変身しちゃう魔法少女ものでもあり、な〜ぜかいきなり「鈴(りん)ちゃんアプーのクッキングアワー」が始まっちゃうお料理漫画でもある。
ヘンな構成、のヘンなマンガではあるんだけど。ホームドラマとしてすんげー良質。
だってね。ドラマパートからお料理パートへの介入はあっても(鈴ちゃんが寝起きなのでお父さんが料理パート担当します、とか。)お料理パートからドラマパートへの介入がないのよ。
「料理がうまくいったからドラマが進展する」ってのがなくて、あくまでも、料理は料理で、お料理の幸せはお料理の幸せとして等身大であってくれる。っていう、その心遣い(?)が素晴らしい。
レシピとともに作られる、鈴ちゃんちの料理が、楽しそうでおいしそうで。
日常に根ざした生活感。家庭の空気。そんなのが、料理を通して、すごく自然に感じられて。
これほど穏やかに。心地よく。生活の空気を感じさせてくれるマンガは、ちょっとなかったなぁ、と。
無条件で幸せな気分に。
あーしかし遠い。遠いですよ。我が身を省みるに、こーゆう、地に根ざした、生活。してねーなぁと。
ここ数日の朝昼晩の(ですらない)メニューを思い返すに、「生活」してねぇなぁ。と。生存しとるだけの犬の生きザマざんす。と。
ちょっと凹む。
そいつの本質は、そいつが何を食っているかで決まる。
生きるってのは、食うことだ。
とは、誰かが言ってたけど。
まったくもって正しいよねぇ。と、そんなことも思うッス。
この季節、一人暮らし者は第7話「カゼにクスリ」には注意。泣くから。問答無用で泣かされるから。
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Moo.念平『あまいぞ男吾』1巻【bk1】が見つからない。
さて、英知出版のトラウママンガブックスですが、この後、どのような作品がリリースされていくのか非常に楽しみであります。
ですが、なぜか復刊されるのが小学館系のマンガばかり。これはトラウママンガの名を冠するにはいささかアンフェアであるように思われる。世代的なものかもしれませんが1970年代半ば生まれの人間にとって、真の意味でトラウママンガを量産していたのはコミックボンボンではなかったでしょうか。
例えば、マスコットキャラクターである亀クンが素手で握りつぶされるのは今でも語り草、井上大助の「はじけて! ザック」とか。
復刊されないか。どうにか。
あとは夏の増刊号に載った石川賢の『次元生物奇ドグラ』も洒落にならんほど怖かった。ラスト1ページの恐怖といったら! 読んだその晩は悪夢にうなされたまぎれもないトラウマ漫画。
あ〜と〜、わんぱっくコミックでそこはかとなくホンモノの臭いをさせていたオカルト/恐怖マンガは『ブキミくん』でよかったものかどうか。
とか言ってるうちに探してみたらわんぱっくコミックファンサイトとか見つけた。素晴らしい! インターネットは素晴らしい! ああ! そうだ『ブキミくん』でオッケ! でも誰なんだ?! リッキー谷内!
と、当然のようにわんぱっくコミックファンサイトからはヒッポンスーパー友の会にリンクが張られている。おやおや、元ヒッポンスーパー!読者名簿に知った名前が居たりするあたり。ノスタルジーは猫をも殺す。
ま、いっけど。
そういや大塚ギチってヒッポン潰したとき20歳だったのね。どしてよ? そんなに憎かったの?
「考えるな、感じろ」と「感じてる場合か、考えろ」ね。
「
いつか二人で
幸せな家庭を
つくろう
」
「
たとえば だよ
オレ達って
みなしごハッチ
みたいなもんじゃん
いいと思わ
ない?
」
「
バカだ
この人
」
「
別にいますぐって
話じゃないしさ
もいちど
言っていい?
」
「
あたしゃやだよ
」
「
たくさん子供や孫を
つくって世界中を
「マツダ」でうめつくそう
」
岡崎京子『八ッピィ・ハウス』
「フロン 結婚生活・19の絶対法則」,【bk1】(フロンリンク集)といってることは大体一緒。な、30歳独身女性応援「あなたはもうちょっと自由になっていい」人生取り扱い説明実用書。
楽しい。
とりあえずは読んでいて「あ〜、そうそう」と実感できたところから切り取っていこう。
まずは「うさぎ」。オカマエンジン搭載の岡田斗司夫と対話を繰り広げる30独身女の象徴が「うさぎ」ちゃんだってことにな〜る〜ほ〜ど〜ね〜。
普段の彼女たちなら「うさぎ? また男どもは女に勝手な幻想かぶせて。ガハハ!」と磊落に笑ってくれるかもしれません。
なはずなんだけど「結婚」とかいう話をふると豹変ならぬ兎変しちゃう人。臆病で。逃げ足が速くて。追い詰めると噛み付いてくる。そんな小動物になっちゃう人。
これは、顔見知りの30独身女候補生にこの萌芽はありありと/なにげに見受けられたりするんでな〜る〜ほ〜ど〜ね〜。な感じ。っていうかお前のことだ。って言われるとドキッとするよね。
なんて意地悪はおいておいて。
岡田斗司夫の「洗脳社会」「オタク」と「フロン」「30独身女」ってすんげースムーズにつながってるなぁ、とこの本読んで思ったっす。
「フロン」は「フロン/父論」といいつつも女性向啓蒙書の趣きのほうが強かったのだけれども。この『30独身女、どうよ!?』はタイトルとは裏腹に『30独身男、どうよ!?』的な面も多分にもってる。オレにはそれが面白かった。
30独身男っつーのはオタク。と微妙にシンクロしてて、もうオタクであることを問うことにシリアスなものはない。
不況にも強い産業として確立されて、あとは「いかに」っちゅー手法・手段の問題しか、残ってない。「オタクである」ことが実在的問題になるのは、それを己が選択として選び取る瞬間、教室の中の、思春期のお悩みでしかなくて。一度覚悟完了したら、あとはそれが濃いか薄いか萌えるか萎えるかっつー。それだけの話でしかない。
萌えに対しての態度「考えるな、感じろ」ってのはつまりはそういうことだ。
オタクであることは、すでに何の『意味』もない。葛藤はない。苦悩はない。
女の子は正気に戻らない。かわりに、今までが幻想で「今目覚めたわよ」って言って、女の子達だけで歩き出してしまった
30代独身男女を集めた小島で、女性たちが浜辺で「実は結婚しなくてもいいかも」という秘密集会を開いていたとき、男たちはノンキにキャンプファイヤーをして、とりあえず女の子が来るまでアニメの上映会をやって待っていたわけなんだけど(笑)。
大半の女の子はもう船出してしまっている。そして、男たちの……島に残された男達の上映会はいつまでも続くのです(笑)。
そうね。残された男達の上映会はいつまでも続く。
いつまでも続くから。
だから、世界なんていつ終わってもかまわないし、逆に世界の終わりにはアニメの上映会が開かれるべきなんだ。
これは、ただ単にオレが「年齢」とかいうものを生まれて初めて気にし始めたというだけかもしれないけど。
ここ最近、オタク産業(特にエロゲー)に漂ってる、倦怠感(?)みたいな雰囲気は。
ここ、永続性、というか。永遠に続く祭りの、その「終われなさ」。変化の。可能性のなさ。いつまでもこない「女の子たち」に象徴されちゃう何か。にあるような。
そんな気がする。
もうちょっと続きます。
Sorry, but you are looking for something that isn't here.
Sorry, but you are looking for something that isn't here.
Sorry, but you are looking for something that isn't here.
Sorry, but you are looking for something that isn't here.
「なにを言うんだ、クリス」キニスンはむきになって言い返した。「わたしはもちろんストーリーテラーとしても超一流だ。少年のための物語とはかくあるべし。すなわち、最速の宇宙艦、奇怪な暗黒星雲、異星の美姫、それに醜悪な複眼の怪物!」
「ぬるぬるのしょくしゅも?」とキット。
「もちろん、ぬるぬるの触手もだ!」
『ブラックロッド』シリーズ、『タツモリ家の食卓』シリーズの古橋秀之(その名に幸多かれ)が書く『レンズマン』! しかもサムライ! ハイ、勝ちです! 買うしかあるまい。読むしかあるまい。
古橋氏のレンズマン好き(?)はそれなりに知れた話(氏の実兄から「レンズマンとはぁ!」なる講義を口伝で伝授された、とか『タツモリ家の食卓』の「黄金のベルもつ男」ってアレ、レンズマンだべ? とか)ではあったと思われますが、それがこういう形で『実現』してしまうのは喜ばしいかぎりっつーか燃えるよな。だってレンズマンだよ?
で。
これは大人の仕事だなぁ。と。
原典たる『レンズマン』に愛と敬意とを表しつつ、そこから逸脱せず。己のカラーを加えつつ、ずらし、すかしながら、あくまで自分の領分で、自分の持ち味を発揮する。と、これを卒なくやってのけるこれは、大人の仕事だ。そんなふうに思った。
他のシリーズで氏が見せるどこか気の抜けたオタクにーちゃんテイストはなりを潜めて、どこか「真顔」そんな印象。
で、態度として真摯なのはいいがだからって物語も片意地はって強張っちゃってるか? といえばそんなことは全然なくて。
なんてっいってもこれは「レンズマン」なんだ。「レンズマン」といえばそれは秩序と理性の徒、たとえ太陽が燃え尽きようとも永遠に存在しつづける正義の権化なワケだ。
そこでサムライだ。その強さの大半が「東洋の神秘」で説明されてしまうあからさまにインチキな超武術を身につけた盲目のサムライがレンズマン。もうハッタリとケレンミなんていくらあってもいい。望みとあらば切腹も辞せず(本当)。
やられた。かっこいい。
『禅 ゼンガン 銃』の小姓(コショウ)それと『キャッチワールド』、<憂国>号艦長の田村邦夫と同じくらいかっこいい。そして強い。なぜなら東洋の神秘。仕方ない。やられました。
古橋氏は基本的にシャイな方なのであくまで「ヘン」をカラーとして出してきますが、物語は疑いもなく王道です。すげー面白い。
崩壊しそうなくらい圧倒的な量の憎悪とか激情を抱えた人間、特に悪の側の人間書かせると、もう燃えて燃えてしかたないな。たまらんよ。
アメコミらいくな書き文字も鮮やか、岩原祐二のイラストも善い感じ。2001年のデュアル文庫の最後を飾るに相応しい傑作であるなぁと思いますです。はい。
ところで。
シン・クザクが修めている「アルタイル柔術」っつーのは、『宇宙の戦士』でシュジュミがズィム軍曹をブン投げたあれの流れを汲む柔術と捉えてよろしいでしょうか?
「バンザイ!」「アリガトウ」
Sorry, but you are looking for something that isn't here.
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Sorry, but you are looking for something that isn't here.
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『愛人 [AI-REN]』について昔書いたもの。それと田中ユタカのホームページ。
全ては幸運な者が
安全なベッドの中で
見ている
夢物語だ
殺されていった
数え切れない
者たちは
夢を見ない
世界は
ひとごろしの
夢でできている
「真摯である」たぁいったい何だ?
『愛人 [AI-REN]』の4巻を読んで、そんなことを考える。
愚直なまでにストレートに。痛々しく。
例えばそれは
『バガボンド』の井上雅彦が表紙折り返しの言葉で見せるスタイリッシュな余裕。
『最終兵器彼女』の高橋しんがあとがきで垣間見せる冷静さ。賢さ。
その反対ッ側にあるような。
限界ギリギリまで追い詰められ凝縮された地点から血を吐くようにひねり出される物語は。
吐き気がするくらい危ういバランスのもとになりたっていて。
脆弱で。
緊張感と。
切実さに溢れていて。
ゾッとするぞ。
薄氷を渡るとはこのことだ。
あまりに余裕のなくギリギリの姿は、すでに、醜悪でもある。が、それがいったいどうかしたか?
全身全霊。
掛け値なし。
田中ユタカは、本気だぞ。おい。
カレルレンの「ぞくぞく」にはちょっと欲情する。セクシー。
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