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「
いつか二人で
幸せな家庭を
つくろう
」
「
たとえば だよ
オレ達って
みなしごハッチ
みたいなもんじゃん
いいと思わ
ない?
」
「
バカだ
この人
」
「
別にいますぐって
話じゃないしさ
もいちど
言っていい?
」
「
あたしゃやだよ
」
「
たくさん子供や孫を
つくって世界中を
「マツダ」でうめつくそう
」
岡崎京子『八ッピィ・ハウス』
「フロン 結婚生活・19の絶対法則」,【bk1】(フロンリンク集)といってることは大体一緒。な、30歳独身女性応援「あなたはもうちょっと自由になっていい」人生取り扱い説明実用書。
楽しい。
とりあえずは読んでいて「あ〜、そうそう」と実感できたところから切り取っていこう。
まずは「うさぎ」。オカマエンジン搭載の岡田斗司夫と対話を繰り広げる30独身女の象徴が「うさぎ」ちゃんだってことにな〜る〜ほ〜ど〜ね〜。
普段の彼女たちなら「うさぎ? また男どもは女に勝手な幻想かぶせて。ガハハ!」と磊落に笑ってくれるかもしれません。
なはずなんだけど「結婚」とかいう話をふると豹変ならぬ兎変しちゃう人。臆病で。逃げ足が速くて。追い詰めると噛み付いてくる。そんな小動物になっちゃう人。
これは、顔見知りの30独身女候補生にこの萌芽はありありと/なにげに見受けられたりするんでな〜る〜ほ〜ど〜ね〜。な感じ。っていうかお前のことだ。って言われるとドキッとするよね。
なんて意地悪はおいておいて。
岡田斗司夫の「洗脳社会」「オタク」と「フロン」「30独身女」ってすんげースムーズにつながってるなぁ、とこの本読んで思ったっす。
「フロン」は「フロン/父論」といいつつも女性向啓蒙書の趣きのほうが強かったのだけれども。この『30独身女、どうよ!?』はタイトルとは裏腹に『30独身男、どうよ!?』的な面も多分にもってる。オレにはそれが面白かった。
30独身男っつーのはオタク。と微妙にシンクロしてて、もうオタクであることを問うことにシリアスなものはない。
不況にも強い産業として確立されて、あとは「いかに」っちゅー手法・手段の問題しか、残ってない。「オタクである」ことが実在的問題になるのは、それを己が選択として選び取る瞬間、教室の中の、思春期のお悩みでしかなくて。一度覚悟完了したら、あとはそれが濃いか薄いか萌えるか萎えるかっつー。それだけの話でしかない。
萌えに対しての態度「考えるな、感じろ」ってのはつまりはそういうことだ。
オタクであることは、すでに何の『意味』もない。葛藤はない。苦悩はない。
女の子は正気に戻らない。かわりに、今までが幻想で「今目覚めたわよ」って言って、女の子達だけで歩き出してしまった
30代独身男女を集めた小島で、女性たちが浜辺で「実は結婚しなくてもいいかも」という秘密集会を開いていたとき、男たちはノンキにキャンプファイヤーをして、とりあえず女の子が来るまでアニメの上映会をやって待っていたわけなんだけど(笑)。
大半の女の子はもう船出してしまっている。そして、男たちの……島に残された男達の上映会はいつまでも続くのです(笑)。
そうね。残された男達の上映会はいつまでも続く。
いつまでも続くから。
だから、世界なんていつ終わってもかまわないし、逆に世界の終わりにはアニメの上映会が開かれるべきなんだ。
これは、ただ単にオレが「年齢」とかいうものを生まれて初めて気にし始めたというだけかもしれないけど。
ここ最近、オタク産業(特にエロゲー)に漂ってる、倦怠感(?)みたいな雰囲気は。
ここ、永続性、というか。永遠に続く祭りの、その「終われなさ」。変化の。可能性のなさ。いつまでもこない「女の子たち」に象徴されちゃう何か。にあるような。
そんな気がする。
もうちょっと続きます。
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