第弐齋藤 土踏まず日記 : 雨宮智子『Rhino ライノ』

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2001/06/03 (日)

[COMIC] 雨宮智子『Rhino ライノ』(ソニーマガジンズ,520円)[bk1][amazon]

 雨宮智子、主にコミックバーズに掲載された短編7編が収められた短編集。

 マンガにも。作品集、とか短編集、とか。あるんだけど。一生忘れられない……いや、おおげさだね。そこまでいかなくても、致命的に影響されてることをふと思い知らされるような。そんな印象深い作品集ってのがたまに転がってて、そういうのに出会えるのは僥倖というか、ラッキーだったりするんだな。
 あえてSF寄りな言い方をすれば、ブラッドベリの短編とか、J・G・バラードの『ヴァーミリオン・サンズ』とか、読んだことがある人、それを「いいな」と感じた人に、これをお勧めしておきます。
 極東の島国に住んでても、虚構とはいえアメリカの田舎町の出来事に胸をしめつけられるのはよくあること。50年もあの国の尻を追っかけているんです。虚構のノスタルジーはすでに僕らの故郷なのかもしれません。なーんて。
 何にしろアメリカの田舎町なんて、火星か世界の果てのどちらかには、繋がっているもの。
 当たる人は当たってください。どうぞ。

 収められた短編はどれも良いんだけどあえて三つあげるなら「Lady Noel」「EAST WEST」「RHINO」でしょうか。くーっ。

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