2008年07月07日に読んだマンガ。 緑川ゆき、夢枕獏、海埜ゆうこ。
緑川ゆき『夏目友人帳』6巻 [Amazon] アニメも始まった『夏目友人帳』の6巻目。「一瞬の邂逅」このひとが描き続けているのはつまるところそれだけであるとずっと思っていて、この巻でもそれが繰り返されたことを感慨深く思った。ワンテーマライターの本質は変わらないなぁ(変わらないから本質なんだけど)悪いことではまったくないが、やっぱ俺はこの人の描く短編マンガのほうが鮮烈で好きだ。なので、この巻に収録された短編のがよろしいと思いました。注意深く読むと、この人の主人公のモノローグはやたら他人のことを思い遣っているのね。思いやりはするが、それが思い交わされることは少なくて、思い交わせばすぐ散って消える。かそけきもの、はかなさ、とも言うし、一種の狡さであるとも思えるな。
夢枕獏、海埜ゆうこ『瑠璃の方船』2巻 [Amazon] 夢枕獏『瑠璃の方船』の漫画化。まったく悪くなかったけど、そう思えたのは原作読んでいるからかもしれない。重要なのは、作中で描かれるセンシティブな文学青年がやっている「文学」とはつまるところ『陰陽師』とか『キマイラ・吼』とか『上弦の月を喰べる獅子』とかで、この漫画も本質的には『餓狼伝』と一緒……あ、そう考えたらぜんぜん駄目だ! 久我重明だして久我重明!(無茶言うな)
Popularity: 11%