ふくしま政美『女犯坊』 21世紀に『女犯坊』だと? 無茶しやがって……
ふくしま政美『女犯坊』読んだ。てっきり廉価版だと思って買ったら新作だよおい。21世紀に『女犯坊』だと? 無茶しやがって……。
恨み辛みをもった108人の女たちの煩悩が寄り集まって人かたを成し、仏陀異Xであるところの竜水和尚を作り上げる第1話は面白かった。これが『女犯坊』の名を冠するなら、それぐらいはもう普通でしょう。挿入音は「ドルルルルルルルル」ドリル? ドリルですねそれは、次元を突き破り天を突くドリル、わかります。
だけど、それ以降は、ふつうのマンサンマンガになっていて、かなり残念。
- 『動き』の感じられない絵で
- マネキン風の『良い女』が
- 「ああああああ、すごい、こんなの初めてぇえええ」って言う
- そして悪を討つ。
う~ん、ふつうのマンサンマンガだ。途方にくれる。この程度では我々はもうエレクトできません。
「筋骨隆々たる禿の大男が、念仏を唱えながら馬をかつぎあげ、馬の逸物でもって女の陰部を突き抉る」とか、文章にしてみるとまるで正気でないことがらがそのまま絵になっていたかつての『女犯坊』を知ってしまっている我々からすると、新作『女犯坊』はおとなしすぎる。
還暦を過ぎてなおこんな作品を描くふくしま政美先生は心底尊敬します。が、我々は既にかつての『女犯坊』を知ってしまっている。今後に期待します。
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『むさしの無』の絵の情念は素晴らしかったがなぁ……。連載だとさすがに厳しいか……。
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ふくしま政美『むさしの無』が……なんというか筆舌に尽くしがたい。
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電子書籍のeBookJapanだとかつての『女犯坊』が読めるのかな。
女犯坊 滝沢解 : 太田出版 – 電子書籍はeBookJapan : マンガ
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