第弐齋藤 本とマンガの感想日記。

「レーザーと聞くと、男の心はときめくものなのです。」  矢部孝,山路達也『マグネシウム文明論』

01.07.2010 · Posted in , 本の感想 このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをFC2ブックマークに追加このエントリをNifty Clipに追加このエントリをPOOKMARK. Airlinesに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをChoixに追加このエントリをnewsingに追加

矢部孝,山路達也『マグネシウム文明論』 [Amazon]

マグネシウム文明論 (PHP新書)

実現可能性がどれだけあるのかはわからないが、とにかく面白そう! と思わせてくれた1冊。正月からいいもの読んだ感あり。「文明論」とはこれまた大きくでたが、なるほどこれならばいけるのかもしれない。

「太陽光励起レーザー」。太陽光から直接レーザーを生成するこの技術がミソらしい。

海水に大量に含まれるマグネシウムを塩化マグネシウムとして抽出、その塩化マグネシウムにレーザーの大エネルギーをぶちあててマグネシウムを錬成。このマグネシウムを次代の燃料資源として使いましょう、というお話。

基本的に太陽光しかエネルギー源として使わないので化石燃料を燃やしたときのように温室効果ガスが発生しないし、海水からマグネシウムを抽出する過程で21世紀もっとも不足する資源とも言われる「真水」を同時に得ることができて一石二鳥だそうだ。

いわく、基礎技術開発はあらかた終わっていて、あとはどう効率を上げていくかというノウハウの問題、すでに試験施設も稼働しはじめ、着実に実用化へとは向かっているらしい。

ホントかねぇ? そんなに上手くいくものなの? といぶかしみながらも、でも「あ、それ面白そう!」「それが実現したら素敵だろうな」と思わせるビジョンを提供してくれたことは確か。「アイデアというのは複数の問題を一気に解決するものである」とは宮本茂さんの言葉だったけか。なるほど、こいつはたしかにアイディアだ。

科学啓蒙書としてもよくできてた。特に図版の使い方と科学的比喩。アホみたいにうまい。レーザーってものが何なのか、自分はこの本よんで初めて理解した。

それと読み物としても面白かった。科学解説をしていたかと思うと、突然、研究苦労話が始まったり(その反動か自慢話ともとれる挿話が若干うぜぇ)、ひょっこり研究者としての「人柄」が顔を覗かせたり、読んでいて微笑ましい。なによりこの一文は至言なのでいただいておきたい。

レーザーと聞くと、男の心はときめくものなのです。

レーザーの嫌いな男子なんていません!

この1冊を知ったのはmark-wada blogのこちらのエントリーから。感謝!

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3 Responses to “「レーザーと聞くと、男の心はときめくものなのです。」  矢部孝,山路達也『マグネシウム文明論』”

  1. 同感ですw RT レーザーの嫌いな男子なんていません!」第弐齋藤 » 「レーザーと聞くと、男の心はときめくものなのです。」『マグネシウム文明論』 http://bit.ly/4MOxTn @mgciv #mgciv

  2. 同感ですw RT レーザーの嫌いな男子なんていません!」第弐齋藤 » 「レーザーと聞くと、男の心はときめくものなのです。」『マグネシウム文明論』 http://bit.ly/4MOxTn @mgciv #mgciv @sto_002

  3. RT @Tats_y 同感ですw RT レーザーの嫌いな男子なんていません!」第弐齋藤 » 「レーザーと聞くと、男の心はときめくものなのです。」『マグネシウム文明論』 http://bit.ly/4MOxTn @mgciv #mgciv @sto_002

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