西島大介『ディエンビエンフー』3巻
やーべぇ面白ぇ!
西島大介の『ディエンビエンフー』が3巻になって面白くなってきたよ。
この人の最善である鋭い描線は冴え渡って冴え渡ってどこまでも伸びていきそうなくらいだし。大ゴマは決まってるし、見開きもカッケェし。漫画としてすばらしいと思う。 特にこの巻だと最後! 連続見開きで縦切りの大ゴマを連ねて、登場人物の感情を溜めて溜めて溜めて感極まって一気に解放!その爽快感をさらに奔放な筆書きのタイトルエンドにドカンと重ねて来やがってうあああああああああああああああああ!と吼えることしきり! 嬉しい誤算 西島大介の漫画を読んでいてこんなケレンを感じるとは思わなかった。
おしっこちびっちゃうの!
描いてる漫画の内容だって、ティム・オブライエンの言葉とか引用しちゃったりとか、クラウゼヴィッツの戦争論が通じない最新鋭の戦争としてのベトナム戦争、とか賢しげなポーズはとりつつも、じつのところはバトル漫画だし。創作物としての状況は十分に込み入りすぎていて、込み入りすぎているくせに痛快だ、というとても希有な漫画になっていると思う。西島大介の代表作になるといいなぁ、続きも楽しみにしますよ。もしこの先失速しても3巻面白いからそれでいいや!
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