別冊宝島編集部編『日本霊能者列伝』
久しぶりに別冊宝島のムック読んだ。『日本霊能者列伝』 [Amazon]
鈴木光司の『リング』『 らせん』の元ネタたる御船千鶴子を筆頭に、明治・大正から戦前・戦中・戦後の昭和にかけて、日本を騒がせた霊能者たちを紹介していく。
紹介の筆致はビリーバー寄りではなく順当にクール悪く言えばビジネスライク。いかにも別冊宝島らしい態度かもしれないが、水木しげる御大の『神秘家列伝』を知ってしまっているので、かなり物足りないけど、それは比べるほうが悪いわな。
日本霊能者列伝というよりも日本怪人物列伝と言ったほうが良いかも知れず。「霊能」という切り口で当時の社会情勢が垣間見えるのが面白かった。
こうしてみるとやっぱり戦中戦後の社会情勢の不安さとそれが醸し出す怪しさは異常だな。日本の敗戦を予言するのはデフォルトだとしても、天皇の御落胤を語る人間がこんなに沸いて出てるとは思わなかった、ポケモンかよお前ら(w そりゃ大塚英志も喜んで漫画のネタにしますさ。
この国の「霊能者史」って、あえてかっちょ良く言うなら「薄暗闇の戦後日本風俗史」だな。(押井守の『立喰師列伝』がそうであるようにDA!←「!」で言い切るのが重要)誰ぞ本気で研究している人、いないのかしら。面白いと思うんだけど。
Popularity: 13%



