第弐齋藤 本とマンガの感想日記。

2010年1月31日 ~ 2010年2月6日 の読了記録

02.07.2010 · Posted in 読了 このエントリをはてなブックマークに追加

読了12冊。星5評価(年間ベスト候補)は4冊。
「ザワさん」。評判に違わず面白かった。こんなマンガだったとは。
「『侍』はこうして作られた―アクワイア制作2課の660日戦争」。ユニークであったなぁ。
あと西村本気『僕の見たネトゲ廃神』[Amazon] が面白かったのこと。

僕の見たネトゲ廃神

期間 : 2010年1月31日 ~ 2010年2月6日
読了数 : 12 冊
高校球児 ザワさん 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
三島 衛里子 / 小学館 (2009-12-26)
★★★★★ 読了日:2010年2月6日
でもやっぱ端から見てるよりはザワさんに近づいたほうが面白いわけで。奇手だけが続くのもつまらんから奇手から王道へ、というのもまたよし。なんだろうなぁこのドラマ。
高校球児 ザワさん 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
三島 衛里子 / 小学館 (2009-07-30)
★★★★★ 読了日:2010年2月6日
批評性とは言い換えると「助平根性」
高校球児 ザワさん 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
三島 衛里子 / 小学館 (2009-04-30)
★★★★★ 読了日:2010年2月6日
ビックリした。こんなマンガだったのか……。なんたる批評性。
ゲーム開発最前線『侍』はこうして作られた―アクワイア制作2課の660日戦争
新 清士 / 新紀元社 (2002-06)
★★★★★ 読了日:2010年2月3日
米光一成さんの米光ラジオで始めて知り速攻Amazonでポチった。(たしか「大東京トイボックス」のうめさんがゲスト参加した日だったから1月27日か。)これまでゲーム開発の現場も現場に密着し、かつ赤裸々に語った書籍は他に無いんじゃなかろうか? 面白かった。
僕の見たネトゲ廃神
西村本気 / リーダーズノート (2010-01-30)
★★★★☆ 読了日:2010年2月6日
17歳の青年による自伝的ネトゲ廃人訪問記。内容は総じて薄いけど、不思議なフィクション臭がする。文学だと思う。これは。
ヒメアノ~ル 5 (ヤングマガジンコミックス)
古谷 実 / 講談社 (2010-02-05)
★★★★☆ 読了日:2010年2月6日
パキパキに可笑しいなこのマンガ。なのに、何故こんなにも安心できないものか。
3センチメンタル 1 (アフタヌーンKC)
板羽 皆 / 講談社 (2010-02-05)
★★★★☆ 読了日:2010年2月6日
板羽皆の家族マンガ。すばらしい。
純潔のマリア (1)
石川 雅之 / 講談社 (2010-02-05)
★★★★☆ 読了日:2010年2月6日
本・雑誌
北崎 拓 / 小学館 (2010-01-29)
★★★☆☆ 読了日:2010年2月4日
本・雑誌
北崎 拓 / 小学館 (2010-01-29)
★★★☆☆ 読了日:2010年2月3日
木曜日だった男 一つの悪夢
チェスタトン / 光文社 (2008-05-13)
★★★☆☆ 読了日:2010年1月31日
さすがの南條訳というべきか、文章が洒脱で会話が軽妙。味わいとしては今日日のライトノベル的でもいいんだが、だとしたら1人1人に特殊能力のひとつも欲しいところだったね、とかなんとか。
ロケットスターター 1 (アフタヌーンKC)
深山 和香 / 講談社 (2010-02-05)
★★☆☆☆ 読了日:2010年2月6日
いまひとつ。

Popularity: 3%

新井素子『もいちどあなたにあいたいな』

02.04.2010 · Posted in , 本の感想 このエントリをはてなブックマークに追加

新井素子『もいちどあなたにあいたいな』[Amazon]

もいちどあなたにあいたいな

新井素子7年ぶりの長編。

もしかすると、空虚であるなぁ。
素子姫に花束を。ただし、素子姫はもうどこにもいませんが、的な空虚さ。

(続きを読む…)

Popularity: 7%

新清士「ゲーム開発最前線『侍』はこうして作られた アクワイア制作2課の660日戦争」

02.03.2010 · Posted in ゲーム, , 本の感想 このエントリをはてなブックマークに追加

新清士「ゲーム開発最前線『侍』はこうして作られた アクワイア制作2課の660日戦争」 [Amazon]

ゲーム開発最前線『侍』はこうして作られた―アクワイア制作2課の660日戦争

米光一成さんの米光ラジオ「大東京トイボックス」のうめさんがゲスト参加した日)で知り速攻Amazonでポチった(残念ながら現在絶版らしい)

2002年にスパイクより発売されたPS2のゲーム『侍』の開発現場に密着取材したドキュメント。ここまで長期間ゲーム開発の現場に取材し、かつ赤裸々に語った書籍は他に無いんじゃなかろうか? たいへん面白く読んだ。

肝はこの『侍』のプロジェクト・マネジメントが成功ではなかったと認識されていること。(あくまでソフトウェア開発におけるプロジェクト・マネジメントでの不成功。ソフトウェア自体は20万本強を売り上げ、人気シリーズとなり、最近もPS3で『侍道3』の廉価版が発売されている。ただしマイクロソフトの「Word」ですらプロジェクトとしては失敗、プロダクツとしてはそこそこ成功、とみなされていたらしいので、そもそもソフトウェア開発のプロジェクト・マネジメントの成功/失敗とはなんなのか、という話ではあるけれど。(→参考「コンピュータは、むずかしすぎて使えない!」)

コンピュータは、むずかしすぎて使えない!

プロジェクト・マネジメントの失敗。ゲームの方向性は定まらず、ディレクターもまた迷走し、仕様は朝改昼変され、徹夜は常態化し、作業は手戻りを繰り返し、その上で棄てられ、関係者間での情報共有はできておらず、利害調整もまた然り。失踪する者、身体を壊す者、精神を壊す者、家庭を壊す者。ゲームは完成にはほど遠く、発売はおろか操作さえまともにできないゲームの仕上がり。延期される発売日、それでも足らない時間、減っていく資金、傾きはじめる会社経営のビジョン。顕在する不幸、汝の名はデスマーチ。その具体が描かれる。オラ、わくわくしてきたぞ?!(身に覚えがありすぎて)

デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか

ソフトウェアとは人類が作り出したものの中でも最も複雑なもののひとつで、その複雑さはほとんど怪物に等しい。その怪物を屠るすべを、人類はまだ見いだしてはいない。あるいは、本質的に、それは「無い」のだ、とも言われている。

人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional computing series (別巻3))

しかもコンピュータ・ゲームの目的とはにんげんのたのしみ。もっとも困難な目的だ。

複雑さと困難さ、その二つに立ち向かいつつも打ちひしがれる人間の姿が描かれてあって、涙を禁じ得ない。……本当に禁じ得ない。ヘタしたら死ぬからね?

中西は懸命に、煮詰まっても、自分の心が空になっても、仕様書と資料を作った。それ以外に、求められていることに対して答える術を持たなかった。

「自分の心が空になっても」!

畑中は、次のプログラムの検証が始まってから、「どうしても帰る」と言い出した。時間は十二時を過ぎ、終電にはギリギリの時間だった。引き留める声はもちろんあった。それでも、
「かげちよに、ご飯をあげないといけないですから」
といい残すと、会議室を去っていった。かげちよとは、彼の家で飼っていたペットだった。

哀しい……。

これは普通に、どこででも起こっている話ではある。(戦争と貧困が人類にとってありふれた話であるように? 大仰な言い様だけど)ソフトウェア開発を巡る問題。企業の情報システムしかり、ゲームしかり。企業の情報システムでそれが起こるとニュースになったり、人々の生活に影響がでたりするのはご存じのとおり。コンピューター・ゲームでそれが起こると端的に「クソゲー」と呼ばれる。

プログラマーのジレンマ 夢と現実の狭間

自分の方がうまくやれるという自信がある人は、過去のプロジェクトで何度次のように考えたか思い出してほしい。「たぶんこうするべきだということはわかっている」。「こう」というのは、ソフトウェア開発のベストプラクティスの聖典に載っているどんな方法でもよい。「でも、今回は特別だ。特殊なケースなんだ」。アンディ・ハーツフェルドが言ったように、「典型的なソフトウェアプロジェクトなどない。プロジェクトは一つひとつ違う」のだ。

スコット・ローゼンバーグ 「プログラマーのジレンマ」

この本が出た2002年読んでも時流に乗った読み物として面白く読みはしたんだろうが(ゲーム『侍』は絶対買ったと思う。やってないんだよな、たいへん残念なことに)それなりに経験を積んだしそこそこ勉強もしたぜ、と楽しい錯覚に陥ってる2010年現在に読んだからこそ胃の腑に落ちる理解ができたとは思う。面白かった。

闘うプログラマー[新装版] ビル・ゲイツの野望を担った男達

しかし、この『侍』ってゲーム。本当に面白そうだな。基本的にはシリアスやろうとしているのに、所々で完璧に狂ってる。全力でもってお茶らけている。全部真顔。アホかw だがこれは楽しそうだ。ディレクター中西氏が当初の理想として果たせなかった「自由」が不完全ながらも形を変えて生き残っているようにも見える。おかしい。

やっぱゲームって、プロダクツとしてカリカリに統制されてるよりかは、どっか歪で、人間どものコントロールを脱して暴走しているぐらいのほうが面白いのかもなぁ。どうだろう? う~ん、いささか日本的な感慨かなぁ……最近の海外ゲーは統制されつつも、かつ突き抜けてあるような手触りがあるものもあるしなぁ、トップレベルとはそういうものだってだけかも知れないけれど、まぁそれはそれだな。多様性は善だ。

侍~完全版~ PlayStation 2 the Best

Popularity: 4%

2010年1月の読了記録

02.01.2010 · Posted in 月読了 このエントリをはてなブックマークに追加

2010年1月の読了記録

  • 読了数:50
    • マンガ:35
    • 書籍:15
      • 小説:5
      • ライトノベル:5
      • ノンフィクション:5

書籍、ラノベ以外で10冊達成。出だしは好調。もう1,2冊増えてくれるとうれしいか。

評価内訳

  • ★★★★★ 12(24%)
  • ★★★★  18(36%)
  • ★★★   20(40%)
  • ★★    0( 0%)
  • ★     0( 0%)

評価平均 3.84。ぬるいね。

(続きを読む…)

Popularity: 4%

2010年1月24日 ~ 2010年1月30日 の読了記録

01.31.2010 · Posted in 読了 このエントリをはてなブックマークに追加

読了10冊。星5評価(年間ベスト候補)は4冊。

  • 鹿野司『サはサイエンスのサ』[Amazon]
  • 白井弓子『WOMBS』1巻[Amazon]
  • 甘詰留太『ナナとカオル』3巻[Amazon]
  • うめ『大東京トイボックス』5巻[Amazon]

サはサイエンスのサ WOMBS 1 (イッキ コミックス) ナナとカオル 3 (ジェッツコミックス) 大東京トイボックス 5 (バーズコミックス)

期間 : 2010年1月24日 ~ 2010年1月30日
読了数 : 10 冊
サはサイエンスのサ
鹿野 司 / 早川書房 (2010-01-22)
★★★★★ 読了日:2010年1月30日
軽妙な語り口。口語体の文章を読むことは思考のプロセスを追うことでもある。だからわかりやすい。だから面白い。
本・雑誌
白井 弓子 / 小学館 (2010-01-29)
★★★★★ 読了日:2010年1月29日
『天顕祭』の人。異星を舞台にした、妊婦だけで構成される特殊部隊の物語。ドSF。
本・雑誌
甘詰 留太 / 白泉社 (2010-01-29)
★★★★★ 読了日:2010年1月29日
抑制された表現でものすごくいやらしい。流石。
大東京トイボックス 5 (バーズコミックス)
うめ / 幻冬舎コミックス (2010-01-23)
★★★★★ 読了日:2010年1月26日
ほぼ徹夜の明け方に読んだせいか異様に面白かった。深夜のゲーセンでゼビウスの得点カンストに挑む太陽をTwitterで知ったバカ共がわらわら見に来るのあたり、なんつうか神話だよなもう。ニヤニヤしながら読んだ。中沢新一の『雪片曲線論』のトンチキ言説が25年かけてようやく実を結びました的な。
GIANT KILLING 13 (モーニングKC)
綱本 将也 / 講談社 (2010-01-22)
★★★★☆ 読了日:2010年1月28日
コミック 食堂かたつむり
小川糸 鈴木志保 / ポプラ社 (2010-02-16)
★★★★☆ 読了日:2010年1月29日
鈴木志保が原作もの?と一瞬いぶかしんだけど、全然面白かった。
本・雑誌
きづき あきら , サトウ ナンキ / 白泉社 (2010-01-29)
★★★★☆ 読了日:2010年1月29日
あら、いやらしい。
へうげもの 10服 (モーニングKC)
山田 芳裕 / 講談社 (2010-01-22)
★★★★☆ 読了日:2010年1月26日
人類は衰退しました 5 (ガガガ文庫)
田中 ロミオ / 小学館 (2010-01-19)
★★★★☆ 読了日:2010年1月24日
毎度楽しい。気をおけず楽しめるのが素晴らしい。
偽書「東日流外三郡史」事件 (新人物文庫 さ 1-1)
斉藤 光政 / 新人物往来社 (2009-12-07)
★★★☆☆ 読了日:2010年1月24日
嘘が暴かれていくときの、腰がぬけるような情けない感覚は憶えておきたい。

Popularity: 3%

徹夜明けに読んだ『大東京トイボックス』5巻が激烈に面白かった件

01.27.2010 · Posted in ゲーム, マンガ, マンガの感想 このエントリをはてなブックマークに追加

おそらく半徹夜明けのヒャッハー状態で読んだせいだけど、うめ『大東京トイボックス』の5巻が激烈に面白かった。

大東京トイボックス 5 (バーズコミックス)

『東京トイボックス』、『大東京トイボックス』はゲーム開発会社を舞台にした青春群像劇。お仕事マンガであるので、でてくるのは20過ぎ30過ぎのいい歳こいた大人なんだが、ゲームっつうユメツクルゲンバノモノガタリであるので、本質的に熱苦しくて青臭く、それが良い。そういうマンガ。(まだタイトルが「東京」だったころの感想はこちら)。そういういマンガであるので、構造的に理想vs現実の対立を抱え込む。「理想 vs 現実」つうか「作劇上の理想 vs 作劇上の現実」「理想(笑) vs 現実(笑)」ではあるんだろうが、まぁそんなもん。今まで自分はこのマンガで描かれてある理想(笑)も現実(笑)も、なんか尻の座りが悪いと思ってた。どこか薄っぺらく、素直にのれない。恥ずかしくてケツが痒くなる感じ。(ここらへん、虚構内で描かれる「現実(笑)」を一部リアルとして共有しているから、とは思う。ヒント:デスマーチ。あれの最中なら、半ばマジかつジョークで、バカはスクーターで跳ねちゃおうぜ、ぐらいは言いますよ? とかなんとか。フィクションを真に受けるなアホが、という話ではあるが)

なんだけど、この巻ではっちゃけたなぁ、このマンガ。

マンガの中、虚構の中で描かれる、たあいない絵空事のそれが、ぞわぞわぞわぞわと現実に染み出してくるような不思議な迫力があった。理想(笑)? 現実(笑)? んなもんどうでもよろしい。ただ目の前にあるものを見ろ。 的な。

主人公、天川太陽が、迷走し空回りし裏切られ打ちひしがれ「こんなもんか」ぐらいを言ってそれを受け入れようとしたとき、100円玉ひとつもって向かうのは巣鴨キャロット(巣鴨キャロット? あの小汚い地下のゲーセン?)それを放り込むのは「ゼビウス」(『パックランドでつかまえて』!)語られる過去のエピソード。知らずのうちにのめり込み、知らずのうちにスコアアタックに挑む太陽。twitterに補足されるスコアアタック。#9999990のハッシュタグ(超かっこいい!)RT連鎖。即興的有機的につながるネットワーク(『ゼビウス』! 中沢新一「ゲームフリークはバグと戯れる」!)交差する過去と現在。続々集まる見物たち。終わる営業時間。だが、切れない電源。そして始まる自己との対話。

このくだり。最高。最高すぎる。ゾクゾクした。

過去と現在、現実と虚構、それらが奇跡みたいなタイミングで交差する、神話的といってもいいマンガ空間がそこにはあって(言い過ぎだw アホか) 一度こういう「フィクションの力」を見せつけられると、小賢しいだけの構造だの座りの悪さだのはどうでもよくなってしまった。8割方は徹夜明けの痺れた脳みそが見せた幻影だろうが、でもなおのこと「夜の夢こそまこと」ってよ。いや、面白かった。続きが楽しみだ。

とか思ってた矢先にkindleで日本語漫画を出してみよう企画がホッテントリになってたりする。世の中なんとも面白ぇなぁ、と一人ニヤニヤした次第。いやはや、ブラボー、ブラボー。

東京トイボックス 1 新装版 (バーズコミックス)東京トイボックス 2 新装版 (バーズコミックス)

大東京トイボックス 1 (バーズコミックス)大東京トイボックス 2 (バーズコミックス)大東京トイボックス 3 (バーズコミックス)大東京トイボックス 4 (バーズコミックス)大東京トイボックス 5 (バーズコミックス)

—-

これもオススメ。

昔『ファミコン必勝本』という雑誌があって……田尻智『パックランドでつかまえて テレビゲームの青春物語』[Amazon] 中沢新一のステキな戯言、ゼビウス論「ゲームフリークはバグと戯れる」収録、『雪片曲線論』[Amazon] 、世代的にドンピシャ、押切蓮介『ピコピコ少年』[Amazon]

雪片曲線論 (中公文庫) ピコピコ少年

Popularity: 5%

ご冗談でしょう、新井素子さん

01.26.2010 · Posted in ネタ, , 本の感想 このエントリをはてなブックマークに追加

新井素子『もいちどあなたにあいたいな』[Amazon] を読了したので感想など書くかと思いつつ、大トロであるところの「あとがき」を読む。

途中で私、星新一さんのアンソロジーのお仕事をやらせていただいて、二年くらい毎日星さんのショートショートを読み続けて、そうしたら、ショートショートが書けるようになってしまった。(それまで私、ショートショートはおろか、短編がまったく書けなかったんです。)そして、そのかわり、長編がまったく書けなくなってしまった。そんな時期があった。(だから、この八年の間に、ショートショート集を一冊出して、短編も書いてます。)
とはいえ……八年。ちょっと冗談じゃないよね、八年。

……。

やだ、なにそれこわい
いや、やっぱ尋常じゃないなぁ、この人……(今更だが)

筒井 ただ、そういった文章が出てくるのはいいことなのか、それとも悪いことなんですか。
星  もはやいい悪いじゃないと思うよ。世の中がこうなっちまったんだ。

筒井 ほんとにこのままでいいと思いますか。これを入選させて、このままの調子であちこちからの作品依頼に応じさせてもいいと、ほんとに思う?
星  そりゃ、いいと思うな。
   SFと劇画で育った世代の象徴とみていいんじゃないかな。ぼくは、これによって人生観が変わった。生じっかの社会体験ならむしろない方がいいらしい。

もいちどあなたにあいたいな

Popularity: 6%

2010年1月17日 ~ 2010年1月23日 の読了記録

01.24.2010 · Posted in 読了 このエントリをはてなブックマークに追加
期間 : 2010年1月17日 ~ 2010年1月23日
読了数 : 7 冊
タイムアウト (河出文庫 イ)
デイヴィッド・イーリイ / 河出書房新社 (2010-01-06)
★★★★★ 読了日:2010年1月22日
異色作家短編集。大当たり。
坊主DAYS (ウィングス・コミックス・デラックス) (WINGS COMICS)
杜康 潤 / 新書館 (2009-12-17)
★★★★★ 読了日:2010年1月22日
職業としての坊主を絵解きマンガ。
もいちどあなたにあいたいな
新井 素子 / 新潮社 (2010-01-20)
★★★★☆ 読了日:2010年1月23日
一人称で語られるそれぞれの内実。橋本治みたい、と何故か感じた。
flat 3 (BLADE COMICS)
青桐ナツ / マッグガーデン (2010-01-09)
★★★★☆ 読了日:2010年1月19日
この人の描く人間関係の距離感、コマ割における人物配置(コマ上方の空白の置き方)とか絶妙すぎ。感嘆する。
本・雑誌
志村 志保子 / 集英社 (2010-01-15)
★★★★☆ 読了日:2010年1月18日
志村志保子は少女漫画における剛体術使い。どんな掌篇にでも女子たる業を乗せてくる。まともに受け止めると心のアバラが折れる。でも、いいな。今回コミックスの巻頭カラーにレシピ(!)がついてきたんだけど、誌面作りがまんまりぼんで心が和んだ。懐かしいのはなんでだろう?
BTOOOM! 2 (BUNCH COMICS)
井上 淳哉 / 新潮社 (2010-01-09)
★★★★☆ 読了日:2010年1月18日
只者ではない画力だし、どこかで見たことあるんだよなぁ誰だっけかこの人……と思ってググったら弾幕シューティングの人だった。深く納得。
セーラー服と重戦車 4 (チャンピオンREDコミックス)
野上 武志 / 秋田書店 (2010-01-20)
★★★☆☆ 読了日:2010年1月22日
もうホントにブレないなこの人w

Popularity: 4%

本買い日記、新井素子、鹿野司、東浩紀、広井良典、斉藤光政、堤未果、世阿弥、竹本健治、田中ロミオ。

01.21.2010 · Posted in 購入記録 このエントリをはてなブックマークに追加

2010年01月21日(木)に買った本。(漫画含まず)

  • 新井素子『もいちどあなたにあいたいな』[Amazon]
  • 鹿野司,とり・みき『サはサイエンスのサ』[Amazon]
  • 東浩紀『クォンタム・ファミリーズ』[Amazon]
  • 広井良典『コミュニティを問いなおす つながり・都市・日本社会の未来』[Amazon]
  • 斉藤光政『偽書「東日流外三郡史」事件』[Amazon]
  • 堤未果『ルポ 貧困大国アメリカ II』[Amazon]
  • 世阿弥『風姿花伝』[Amazon]
  • 竹本健治『キララ、探偵す。』[Amazon]
  • 田中ロミオ,山崎透『人類は衰退しました 5』[Amazon]

もいちどあなたにあいたいな サはサイエンスのサ クォンタム・ファミリーズ コミュニティを問いなおす―つながり・都市・日本社会の未来 (ちくま新書) 偽書「東日流外三郡史」事件 (新人物文庫 さ 1-1) ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書) (岩波新書 新赤版 1225) 風姿花伝 (岩波文庫) キララ、探偵す。 (文春文庫) 人類は衰退しました 5 (ガガガ文庫)

新井素子『もいちどあなたにあいたいな』[Amazon]

新井素子さん8年ぶり(!)の長編小説。震えながら読みます。

もいちどあなたにあいたいな

鹿野司,とり・みき『サはサイエンスのサ』[Amazon]

「SFマガジン」に長期連載されているコラムの単行本化。超口語体のくだけた語り口で、思考のプロセスを追いながら読めるから判りやすいのかぁと思います。この文章を読むということは、他人の口語を自分の脳で走らせることになるので「相性」はあると思う。自分の場合「だよね」って文末がちょっと気に障る感じ。

サはサイエンスのサ

東浩紀『クォンタム・ファミリーズ』[Amazon]

ようやく手に入った。やっぱそこらのTUTAYAじゃ売ってねえですよ。学者が小説書いたって碌な事にはなるめぇよ、と私のコモンセンスエンジンさんは何故かべらんめぇ口調でおっしゃっていますが、果たしてどうなることやら。

クォンタム・ファミリーズ

広井良典『コミュニティを問いなおす つながり・都市・日本社会の未来』[Amazon]

著者の名前は何度か見かけて気にはなっていたけれど、大佛次郎論壇賞と聞いて購入決定。

コミュニティを問いなおす―つながり・都市・日本社会の未来 (ちくま新書)

斉藤光政『偽書「東日流外三郡史」事件』[Amazon]

偽書「東日流外三郡史」を巡るルポタージュ。Amazonの評にもあったけど「東日流外三郡史」をふりがな無しで読めるかどうかで反応は変わってくると思う。因みに読みは「つがるそとさんぐんし」。俺の場合、この言葉から自動的に「竹内文書」とか「ホツマツタヱ」とかいう名前がどばどば流れ出してきたのでほぼ自動的に購入した。(いや、それよりも、とり・みき『石神伝説』のほうがコンテキスト的には有効かしら?)むしろなんで文庫化まで気づかなかったのか。楽しみに読む。

偽書「東日流外三郡史」事件 (新人物文庫 さ 1-1)

堤未果『ルポ 貧困大国アメリカ II』[Amazon]

おい新書の癖に「II」ってなんじゃーい! と突っ込みつつも、前作には感銘を受けた記憶があるので購入。オビの著書近影がエラい美人さんでビックリ。あとコミック版もでたことを知ってビックリ。……いや、内容的にはまっとうだった気がするんだけど商売のやり方が胡散臭くて「どうなんだこれ?」と思いたくなってきたよ?

ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書) (岩波新書 新赤版 1225) コミック貧困大国アメリカ

世阿弥『風姿花伝』[Amazon]

なんと青空文庫に無かったよ?! 理由は 校訂者の権利を考慮してとのことだが……うむむ。というわけで岩波文庫を買ったのこと。きっかけは「初心忘るべからず」の「初心」ってなんぞ? ってことを確かめておきたかったのと、「プログラマ35歳定年説は500年以上前に予言されていたんだよ」 Ω ΩΩ <な、なんだってー!! というネタがやりたかったため。

風姿花伝 (岩波文庫)

竹本健治『キララ、探偵す。』[Amazon]

詳細は前に書いたとおり

キララ、探偵す。 (文春文庫)

田中ロミオ,山崎透『人類は衰退しました 5』[Amazon]

『人類は衰退しました』5冊目。そうかほぼ1年ぶりか。短編2本収録。

人類は衰退しました 5 (ガガガ文庫)

Popularity: 4%