第弐齋藤 本とマンガの感想日記。

自宅卓上ゲーム会『あやつり人形』 (2010/07/10 2-3)

07.10.2010 · Posted in 卓上ゲーム, 自卓ゲ会 このエントリをはてなブックマークに追加

自宅卓上ゲーム会。通称「自卓ゲ会」のプレイングメモ。卓上ゲームに詳しいもいない素人の手慰み。けど、自分らが楽しめればそれでいいじゃない。間違ったルールでプレイできるのも卓上ゲームの良いところだよ、たぶん。主義主張も信条もとくになく、適当に卓上ゲームを遊びちらかそう。賞とったり名作と呼ばれてるゲームをこれを機会にやってみるのもいいね、ぐらいの有様。

前回『ラストナイトオンアース』『ニムト』『スコットランドヤード』
前前回『レッドノベンバーを救え!』『スコットランドヤード』

07/10(土)の15:00あたりから俺、K、T、Iのボンクラ4人が集合。
今回遊んだのは『カルカソンヌ』『あやつり人形』、そして『ラストナイトオンアース』の3作。
次はこれも全員初プレイ『あやつり人形』

『あやつり人形』

カルカソンヌ』の次に遊んだのは『あやつり人形』。2000年ドイツゲーム大賞ノミネート、2000年ドイツゲーム賞6位、2000年ドイツ年間カードゲーム賞1位。さもありなん。

あやつり人形 完全日本語版

プレイヤーは王国を影で操る黒幕。「暗殺者」「泥棒」「奇術師」「国王」「司教」「商人」「建築家」「将軍」の8人のキャラクターを操り、覇権を目指す。資金を稼いで建物を建てて得点をゲット、より多くの得点を得た者の勝ち、というカードゲーム。こいつは面白かった。定番になるかも。

各キャラクターにはそれぞれ特殊能力がある。「暗殺者」は「暗殺」によってひとりのキャラクターを一回休みにできる。「泥棒」は他プレイヤーから資金を盗める。「奇術師」は他プレイヤーと手札を総入れ替えできる。「国王」は政治系建物から追加の資金を得られ、かつ次ターンの親となれる。「司教」は宗教系建物から資金を得られ、また「将軍」に建物を破壊されることがない。「商人」は無条件で追加資金を得られ、さらに商業系建物からも追加資金を得ることができる強キャラ、「建築家」は追加の手札を得られる、同時に3つの建物を建築することができる。「将軍」は軍事系建物から追加資金を得ることができ、さらにコスト(賠償金)を払うことで他のプレイヤーの建物を破壊することができる。各プレイヤーは、手番ごとにこれらのキャラクターを操り、自分に有利な状況を作っていく。カードの絵柄がカッコいいやね。

『あやつり人形』キャラクターカード

面白いのは各プレイヤーのキャラクターが毎ターン入替わるところ。前回「国王」だった親プレイヤーから順に、8人のキャラクターの中から選んでいく。他人がどのキャラクターを選んだのかはわからない(推測することは、もちろんできる)。選んだキャラクターの行動順はあらかじめ決まっていて、必ずこの順番で行動する。「暗殺者」→「泥棒」→「奇術師」→「国王」→「司教」→「商人」→「建築家」→「将軍」の順。局面ごとによって変わるが「強い」キャラクター「弱い」キャラクターというのはある。例えば豊富な資金を得やすい「商人」や次ターンで確実に親になれる「国王」、手札が充実しやすい「建築家」なんかは間違いなく「強い」キャラクターだ。だからこそ「暗殺者」の暗殺対象にもなりやすい。だけど「暗殺者」は資金が溜まりにくく、同じく「泥棒」は当たればウマいが機を外せばそれまでの下層階級。「奇術師」や「建築家」は手札を手に入れようが資金がなければ建てられない。安い資金で手に入る建物は「将軍」の気まぐれで簡単に破壊されてしまう。ジレンマにつぐジレンマ。欲を出さなれば勝てず、しかし目立てば奪われ殺され壊される、だからといって他人の足を引っ張るだけでは自滅するのみ。したたかに力を貯めこみ、しかるべきときに他人を出し抜くにはどうすりゃいいのか。答えは簡単。他人の心根と行動とを読み、その裏をかけばよい! 言うは易し行うは難し。それができてりゃあ俺も手前もいまここにはいねえ! ってな。

『あやつり人形』プレイ風景

いやはや、総じて面白い。競技としての確固たる定石はあるんだが、それを飛び越えて、複数人の思惑が絡むことで、ゲームが格段に面白くなっている。
手前の手札と資金と建物とを矯めつ眇めつしつつ、うめき声をあげながらキャラクターを選ぶのが楽しいこと楽しいこと。毎ターンの意思決定。適度なストレスと達成感が(あるいは過度なストレスと喪失感が?)めまぐるしく訪れる。気持ち良い。
たまたま国王さまのすぐ隣にいて上流階級に居座っているときと、下流も下流でキャラクターの選択肢なんかほとんどないときとでは気分も心構えも戦略もなにもかもが違う。その場その時その流れにおいて、上流下層それぞれにやるべきことがあり、それぞれの間で謎の目配せが交わされ、意味深な独り言が呟かれる。親役のコールに合わせて登場し、手番をこなすのも、どことなく芝居がかっていて楽しい。まさしく道化。まさにあやつり人形。われわれは歴史の果てにおいて何者かの失笑を買うのでしょう?

「( ゚д゚) チラ」
「ζ*’ヮ’)ζ ニパー」
「( ´_ゝ`)フヒヒ…」
「( ´_ゝ`)ゼンゼンダメダー(棒)…」

「( ゚д゚) <では最初は『暗殺者』から。『暗殺者』はいずこ?」
「 ζ*’ヮ’)ζ <ハッ『暗殺者』は私!ではまず『将軍』を暗殺します!」
「( ´_ゝ`)フーン ソウナンダー…」
「( ´_ゝ`) ダヨネー…」

(たとえ暗殺されたとしても、それがバレると他の連中に利益を与えてしまうのでポーカーフェースで黙ってる。内心は七孔噴血。)

今回はプレイヤー4人でやったが、もうひとりふたりプレイヤーがいたほうが面白いように感じた。キャラクターは8人いるので、毎ターンきっかり各キャラクターが活躍できたほうが楽しいのと、他人の思惑は多ければ多いほど面白いような気がするからだ。ただしそのぶん悩みも増えるので、待ち時間が長くなるだろうし、6人ぐらいがベストかもしれないな。拡張ルールの追加キャラクター・追加カードにもぜんぜん手を出せていないし。今度、人数増やしてまたやりたい。

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自宅卓上ゲーム会『カルカソンヌ』 (2010/07/10 1-3)

07.10.2010 · Posted in 卓上ゲーム, 自卓ゲ会 このエントリをはてなブックマークに追加

自宅卓上ゲーム会。通称「自卓ゲ会」のプレイングメモ。卓上ゲームに詳しいもいない素人の手慰み。けど、自分らが楽しめればそれでいいじゃない。間違ったルールでプレイできるのも卓上ゲームの良いところだよ、たぶん。主義主張も信条もとくになく、適当に卓上ゲームを遊びちらかそう。賞とったり名作と呼ばれてるゲームをこれを機会にやってみるのもいいね、ぐらいの有様。

前回『ラストナイトオンアース』『ニムト』『スコットランドヤード』
前前回『レッドノベンバーを救え!』『スコットランドヤード』

07/10(土)の15:00あたりから俺、K、T、Iのボンクラ4人が集合。
今回遊んだのは『カルカソンヌ』『あやつり人形』、そして前回に引き続き『ラストナイトオンアース』の3作。
まずは全員初プレイ『カルカソンヌ』から。

『カルカソンヌ』

『カルカソンヌ』(→カルカソンヌ (ゲーム))。2001年、ドイツゲームの2大賞ドイツ年間ゲーム大賞大賞、ドイツゲーム大賞1位)を獲得。すげえ!

カルカソンヌ

どういうゲームかというと……こんな感じの4センチ四方ぐらいの、イラストが描かれたタイルを1枚づつめくっていって……そこに描かれてある道、草原、街、あるいは寺院を、延ばし、広げ、完成させつつ、そこに自分の駒をおいて自分の領土にしていく……水道管ゲームと陣地取りを足しあわせたようなゲーム。

『カルカソンヌ』のタイル

このタイル。丈夫な厚紙でできているんだけど、ひっくりかえしてテーブルのうえに置くときにチャカチャカ小気味良い音を立ててくれる。これを、ここにくっつけようか、あっちにくっつけようかとクルクルひっくり返しながら悩みつつ……ここに街を作ろうぜ、いやいやこっちですよ僕といっしょに共存共栄の夢を見ましょうよ、とか余計なアドバイスを受けながら……あぁでもねえこうでもねえと継ぎ足していくと、ゲームが進むうちにだんだん「地図」が、世界が広がっていく。これが……人間が人間の手でモノを使って遊ぶ素朴な楽しさがあって……競技として以前に、プリミティブに、単純に、楽しい。非常に楽しい。

ゲーム最初の有様

だんだん出来上がってくる

あの丘を超えたらなにがある? 草原は広がっていく(かもしれない)道は続いていく(かもしれない)。そんなことを想像できるなにかが、ゲームが終わったときに目前のテーブルにちょこんとできあがる。素晴らしい。

特に今回のラストのプレイ。巨大な城塞都市が2つ、その周辺の小衛星都市いくつか、そして一群の修道院とそれらをつなぐ街道筋……という一大版図ができて、素直に嘆息した。

大帝国?

複数の駒が置かれた箇所は、一番多く駒を置いた一人が総取り、そうでなければ皆が同じ得点享受、なので、大量得点が望めそうな大都市が出来始めたら、そうそうに自分も一枚噛んでおかないと(そしてあわよくば乗っ取りを画策しないと)簡単にゲームから脱落する。だから自分も参画する→土地大きくなり→かつ完成する度合いも高まる……って連鎖がおこり、誰かがこうなることを狙ったわけでもなく、単純にゲームの条理とプレイヤーのかけ引きとがそうさせたんだけど、勝ち負けを別にしてもこれだけのものができあがるとなんか気持ちいいもんだ。得点も回った回った。4人中3人が100点超えの大勝負。まぁ100点超えしなかったの俺だけどな!

いや、これは楽しい。老若男女問わず楽しめるゲームじゃないかしら、ぜひまたやりましょう。機会があったら家族でもやりたいぐらいだな。

カルカソンヌ……って、そうかフランス南部の城塞都市なのか。
パネルの草原の綺麗な色が印象的だったんで、どこか大陸の中原を想像してたわ。
それこそ『乙嫁語り』の舞台とか。どっちにしろ、湿度が低くて乾燥してそうな土地柄を。拡張セットも山ほどでてるから、それらも買ってみるとまた印象変わるんだろな。

良いゲームでした。

乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX) 乙嫁語り 2巻 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)

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自宅卓上ゲーム会『ラストナイトオンアース』『ニムト』『スコットランドヤード』

07.03.2010 · Posted in 卓上ゲーム, 自卓ゲ会 このエントリをはてなブックマークに追加

通称「自卓ゲ会」のプレイングメモ。卓上ゲームに詳しい奴なんてひとりもいない素人の手慰みだが俺達が楽しければそれでいい。主義主張も信条もとくになく適当に卓上ゲームを遊びちらかそう、賞とったり名作と呼ばれてるゲームをこれを機会にやってみるのもいいね、ぐらいの有様。前回はこんな感じ。→自宅卓上ゲーム会『レッドノベンバーを救え!』『スコットランドヤード』

今回遊んだのは『ラストナイトオンアース』『ニムト』『スコットランドヤード』の3作。07/03(土)の15:00あたりから俺、K、T、I、Nの5人が集合。

『ラストナイトオンアース』

最初に遊んだのは『ラストナイトオンアース(LAST NIGHT ON EARTH)』。

このゲームを遊びたいと思ったのはニコニコ動画のこのシリーズがきっかけ。

この動画を観て以来、遊びたくて遊びたくてしょうがなかったんだが、舶来物ゆえかしばらく品薄が続いていたところ、ようやく入手できたのでさっそくプレイ。(今ならまだ手に入るかも?……詳細はこちら『LAST NIGHT on EARTH』

上記の動画のUP主であるところの死霊のニコ動さまの『Last Night on Earth』自作和訳シール 死霊のニコ動と、へっぴりごしでふるぶっぱさまの海外ボードゲーム和訳シール置き場から、カードとルールの和訳を入手して、切り貼りしてカードスリーブに入れて、自作の和訳版カードを作って(よし、なかなか上手くいった)レッツプレイング (チマチマ切り貼りする作業が……あぁ、いかん、俺この手の内職作業好きすぎる……もうこれだけでも楽しい)

「このゲーム『ゾンビゲームの決定版!』とか云われていたんですけど、そもそも『ソンビゲーム』ってジャンルがあるんですかね?」

「ある……んじゃねえかなぁ……よく知らないけど。少なくともこないだアキバのイエローサブマリン行ったら棚一列ぐらいはゾンビもので埋まってたような気がするよ?」

「自分は最近ゾンビと言ったら『LEFT 4 DEAD』ぐらいしか……このゲームではゾンビ走るんですか?
うん、走るよ、たまに。ゾンビが走り始めたのって『バタリアン』以降? 最近のゾンビは走るのデフォみたいだしねぇ『28日後…』とか、じつに爽快に走りまわってたなぁ」

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「ゲームの『デッドライジング』は意外に正統派だったよねぇ。ショッピングモールに立て篭もるのもそうだけど、大量消費社会への批判って意味だと、まさしくド直球でビックリした」
「ま、自分は車に乗ってビチビチ大量に轢き殺してましたけどね。市の人口……6万人ぐらい?」
「俺はエロい格好の姉妹二人でそのぐらいの数のゾンビを斬殺してたわ、ちょうどそのぐらいなんだよね『お姉チャンバラ』普通にクリアすると」
「まぁゲーム的には対ゾンビ禍には、核兵器かあのお姉チャン姉妹、最悪、あのジャーナリストを投入しておけばほぼO.K.と」

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「パロディとしてもゾンビ映画としても『ショーン・オブ・ザ・デッド』は出来が良かった、日本じゃ劇場公開されなかったみたいだけど」
「このゲームにもまんま『ショーン・オブ・ザ・デッド』みたいなゲームシナリオあるよ」

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「じゃ、そんな感じでやってみましょうか」

というわけで、レッツプレイング。

「あれ? この人の冒険者レベルはいくつですか?」(キャラクター・カードを見ながら)ちがうよ! これそういうゲームじゃねえから!(ロールプレイしてもいいけどねw)

『ラストナイトオンアース(LAST NIGHT ON EARTH)』はゾンビ・プレイヤー、ヒーロー・プレイヤー2陣営にわかれて遊ぶゲーム。ヒーロー側には「ゾンビを15体倒せ!」「街の人達を救いだして生き延びろ!」「トラックに乗って街から逃げ出せ!」といったシナリオごとの目的があり、これを満たせばヒーロー側の勝ち、それを阻止すればゾンビ側の勝ち。

ゾンビ側は最大14体までゾンビをくりだせる。ゾンビは基本1マスしか動けないが地形無視。ヒーロー側はサイコロ1個ぶん移動できるけど建物に邪魔される。戦闘ではゾンビ側はサイコロ1個、ヒーロー側はサイコロ2個ふって出目の多いほうが勝ち。ただし同じ出目だったらゾンビの勝ち。ヒーローにはHPが2ないし3あるので、ゾンビはなかなかヒーローを殺せず、すぐ逃げられてしまう。けどヒーロー側もゾロ目を出さないとゾンビは殺せない。でも拳銃などの飛び道具は別で、遠くから高確率でゾンビを殺せる、けれども使うたびに弾切れを起こすかもしれない。その他、ナタ、肉切り包丁、バット、バールのようなもの、チェーンソーなど、おなじみの近接武器もそろってる。ただし、これらのアイテムを手に入れるためにはヒーローは建物内で探索しなければならない……。

というわけで「大量に沸いて出てジワジワと人間を追い詰めるゾンビども」「素早い動きでゾンビどもを翻弄するけど、大群に組み付かれると一気に食い殺される人間たち」「拳銃とショットガンをもって建物内に立て篭もる人間たち」「だが……裏口からゾンビの大群が……」などなど、ゾンビ映画でみたことあったり、かくあれかし、と望んだシーンがごく簡単に出現することがシステム的に保証されている。実に見事。

戦力の供給と消費の波が両陣営に交互に訪れるので(ゾンビ大量にわく→ヒーローたちを追い詰めようとする→包囲が完成する間にヒーローがカード拾って戦力増強→ヒーローたちがゾンビ一掃→ゾンビ大量にわく→rya)「あ、これは勝ったな、楽勝だろ今回」というシーンと、絶句するしかない絶体絶命のピンチが、数ターンごとに交互に訪れる。基本的に戦略よりも、カードの引きと、なによりもサイコロの出目に左右される運ゲーなはずなんだけど、それが、ここぞという局面「このダイスの一投が勝負を決する!!」に収斂していくのが素晴らしい。「だったら最初からサイコロふって勝負決めればいいじゃねえかww」とも思うんだが「最初からサイコロ振って決める」と「各人の意思決定の積み重ねが、サイコロの出目に収斂する」のとでは面白さの質が違う。必ず、盤上にドラマが生まれる。人間の意思決定が作用して、システムが、勝手に物語を生み出す。これがどこまで計算されたものなのかは分からないけど、遊んでいくなかで、かなりの高確率でこの事態が起こったことはすごいと思うな。なにより熱い。

『ラストナイトオンアース』校舎に立て篭もるヒーローたち

「トラックに乗って街から逃げ出せ!」

1時間のチュートリアル・ゲームののち、開始。ゾンビ・プレイヤーは俺。K、T、I、Nの4人がヒーロー・プレイヤー。キャラクターはイケメン・クォーターバック、足の速い学生、アイテム引きの強い放浪者、牧師という色気のない面子。空気読めお前ら。

早々に合流し学校内に立て篭もりを決めたヒーローたち。おうおう、せいぜい引き篭れ、ゾンビの大群ねじ込んだる、と思っていたら程良く集まったところで「消火器」(有効範囲内のゾンビを任意の方向に動かせる)でうまくまとめられて「ダイナマイト」で爆殺、ゾンビども、木っ端ミジンコ鳥の餌。あっるぇ~? しかも移動力+1で足の早い学生君が「チェーンソー」(ゾンビものにおける最終兵器、切れるものなら神でも殺す)と「ガソリン」(クリアのためのキーアイテム)を入手。 あれ? ゾンビ詰んだ? と思いきやここでゾンビ側、死神が微笑みかける、カード「閉ざされた扉」(ヒーローたちの扉移動をキャンセルして足止め)をゲット、ゾンビマスターニヤニヤ。ゾンビを再集結させながら、うわぁたいへんだなぁ(棒 とか言ってたら今度はヒーロー側がカード「突破口」(ヒーロー側が壁抜け可能に。しかも「閉ざされた扉」無効化)を入手して大脱出をはかる。ちょw 足の早い学生君の移動サイコロの目は「6」。ゾンビ包囲網を軽々と突破してトラックの元へ……。トラックにも護衛ゾンビを張り付かせていたにせよ「チェーンソー」持ちは分が悪すぎる……こりゃ本格的にゾンビ終わったか? だが、この時、学生君には慢心の精霊がとりついていた。 強化カードもなにもない素ゾンビ相手にまさかのサイコロ出目敗け「仕方ない……この傷は受けるよ」 ざまあみろ! 馬鹿が調子に乗りやがった! すかさず「奇妙な感じ」(次にダメージをうけたらそのヒーローはゾンビに……かゆ……うま……)きっちりゾンビの連戦をねじ込んで学生をゾンビに。やばい勝った、と思ったのも束の間、今度は颯爽と登場した警官がポリボックスで籠城開始。「仕方ない……ガソリンスタンドからガソリン持ってこよう、サイコロは……よし6!」はい残念でした、そこで温存してた「閉ざされた扉」(ヒーローたちの扉移動をキャンセルして足止め)ゲハハハハハ、ねえ目前で希望を絶たれるのってどんな気持ち? ねえどんな気持ち? とか調子こいてたらまたも「ガソリン」と「鍵」(キーアイテム)自前で引当てやがったよこの人! 助けてゾンビの神様! ゾンビの神様は汝のなしたいようになすがよいと仰いました。引いたカードは「腐りゆく体」(サイコロ1個を振った数だけゾンビを退場させる。ただしこのターン、ゾンビは死ななくなる)違うよ! この局面で手駒減らしてどうすんだよ! トラック上に1匹だけ残してゾンビ大撤退。アホか。勝負はゾンビヒーローの追撃を振り切った満身創痍の警官の移動ダイスにかかる。トラックまでたどり着いてゾンビの襲撃を凌ぎきったらヒーローの勝ち、でなければゾンビの勝ち。結果、サイコロの目は無常にも1足らず。ゾンビ側の勝利。

『ラストナイトオンアース』……一歩足らず

映画だよ、まったく。

『ニムト』

Amigo ニムト

『ラストナイトオンアース』がこってりと2時間は続いたので、今度はあっさりとカードゲームでもやろうぜ、というわけで『ニムト』。1994年、ドイツゲーム大賞1位。『ごきぶりポーカー』と並んで(?)みんなでわいわいやるような多人数プレイのカードゲームとしては定番……らしいんだが、プレイ経験者はなし。ルールをにらめっこしながら開始……したけど、ルール超簡単。5分で全員が把握してヒートアップ。カード開示でカードを叩きつけるようになる有様。「たたきつけないで! カードは! カードは大事にしてください!」

各人に10枚づつカードを配る。4列の場を作る。各人1枚づつカードを選んで、一斉に開示。開示したカードは場の列に、数が小さい順にくっつけていく、並べる位置は「そのカードの数字より小さいもののうちで最大のもの」。列の6枚目に並べてしまったら、その列を引き取ることになる。並べられないような小さい数の場合には、任意の列を引き取る。全員カードがなくなるまでやって、引き取った数の合計が小さい人が勝ち。これが1ラウンドで、誰かが66点になったら1ゲーム終了。

5の倍数、10の倍数、ゾロ目のカードは点数が高く、赤とか紫とか黄色とか、やたらスパイシーで辛そうな色で塗りたくられてて、こいつが手札に入ってくるとギョっとするんだけど……要はこいつを誰に押し付けるか……だ。

いや~面白い。

「わかった、このゲームのキモはダメージ・コントロールだよ。『ここならば引きとって全然かまわない』ってことろでうまく引いておくのがミソと見た!」とか賢しげなこと言っておいてダメージ・コントロールできずにジリ貧で爆死。隣に居る奴を睨めつけて「ツギ オマエガ トル」と呪いをかけてみたらホントに呪われたかのように取りだしてゲラゲラとか。各人の思惑、読み合いが重なって、カードを出す1局面1局面が熱い熱い。「おし! かいくぐった!?」

結果はこんな感じ

K I N T
1-1 5/ 5 (2) 15/15 (4) 30/30 (5) 3/ 3 (1) 12/12 (3)
1-2 6/11 (1) 0/15 (3) 18/48 (5) 25/28 (4) 0/12 (2)
1-3 9/20 (2) 15/30 (3) 16/64 (5) 12/40 (4) 6/18 (1)
1-4 3/23 (1) 1/31 (2) 26/90 (5) 12/40 (4) 6/18 (3)
2-1 5/ 5 (1) 5/ 5 (1) 12/12 (4) 32/32 (5) 14/14 (3)
2-2 25/25 (3) 7/12 (1) 3/15 (2) 13/45 (5) 12/26 (4)
2-3 17/47 (3) 12/24 (2) 0/15 (1) 8/52 (4) 35/61 (5)
2-4 20/67 (3) 1/25 (2) 0/15 (1) 21/73 (4) 24/85 (5)

第1ゲームは、初回の30点バーストを皮切りに10点、20点をコンスタントにたたき出しIがひとり爆死。第2ゲームはすべての業を落としきったかのようにIが綺麗にあがり、その隙をKがクレバーにたちまわり、その他の連中は爆死頻出という結果に。付け焼刃の小賢しい知恵がいかに無力化を知らしめた。特に第3ラウンドにTに対して俺がかけた呪いが功を奏し35点の大爆釣してくれたのが小気味良かった。ラストは3位以下がそれぞれ20点どりのドロ仕合。その中でもNが「知的遊戯でTさんに負けるわけにはいきませんよ」と宣っていたのが印象的だった。

1ゲーム30分ぐらいでサクサクまわるし、ゲームもすぐにヒートアップする。面白い。良いゲームだね。

『スコットランドヤード』

最後に、前回たいへん好評だった『スコットランドヤード』をやろうぜ、ということに。1983年、ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)受賞。ロンドン市内を縦横無尽に逃げまわる神出鬼没の怪盗を、スコットランドヤードの刑事共5人で追いかけろゲーム。

Ravensburger スコットランドヤード

この怪盗役をやるのが一種の通過儀礼となりつつあり、今回はKが怪盗役。俺、T、I、Nが刑事役でプレイ。Nは初プレイ。

今までの戦績を鑑みると最短9ターン、最長16ターン、平均12.25ターンで怪盗が負けている。さすがに4人5人でやると怪盗側不利なのか? 腐りきったおっさんオタどもでも3人寄ればもんじゅの知恵熱、東方の3愚人ということか? 今回のプレイはどうでるか。

『スコットランドヤード』07/03のプレイング

怪盗側タクシーを使ってこまめに動きまわる。プレイヤーのKは地蔵モードで盤面を見つめたままほとんどだんまり、前回は怪盗側の目線や声色でどこら辺にいるのかがわかってしまったのでこれは賢い判断(でも辛いんだよねw 精神的に)。刑事側は声はかけ合うがいまひとつ連携を取れている気がしない。怪盗をマップ南東に追い詰めるが、あと一歩というところで追い詰めきれない、

T:「どうだろう? Kくんの性格からするとこっちに逃げているように思えるんだけど……」
N:「いやそれはないですよTさん、Kくんがそんな下手な博打うつわけないじゃないですか」
T:「そうかなぁ……でもこっちから抜けだされるとやっかいだし……Nちゃんはこっちに行ってもらえると……」
N:「わかりましたよ、いけばいいんでしょう? クソッ、せっかくあこがれのスコットランドヤードに入れたっていうのに、先輩の言いなりになって地回りか!」

Nのロールプレイが光るが、いや、そういうゲームじゃねえからこれw
怪盗はその後、南東→東端→北東と逃げまわるが、19ターン目に投了した。
最長逃亡記録は更新したものの、やはり勝利とまではいかず、残念。

『スコットランドヤード』怪盗が逃走経路と意図を解説する

K:「今回はマップの中に何箇所かある『タクシー網でしか行けない箇所』を歩きまわって刑事側のタクシー券切れを狙ってみたんですけどダメでしたねぇ。移動は全部タクシーでした」

たしかに、結局包囲はされたものの、刑事側のタクシーチケットはそれぞれ2枚程度しか残っておらず、もしかするともしかした……ぐらい。怪盗側の勝ち筋が見え始めたのかもしれない。

K:「Tさんがわりと『刑事がそっち行ってくれたらいいな』って方向に誘導してくれたんで楽でしたw むしろNちゃんの意見のほうが嫌だった」
N:「ほらご覧なさい! 僕が知的遊戯でTさんに劣るはずがないんですよ!」
T:「(;´Д`) ェェェェェェェエエエ」

とまぁ、そんな感じでTが知的遊戯で勝てないというキャラ立てをしたところで今回は終了。

この後、みなで飯喰って、帰りそびれた奴と「ドミニオン:海辺」をぼちぼちいじっておしまい。お疲れ様でした。

Popularity: 27%

都内の大型書店に行く

07.01.2010 · Posted in ネタ, マンガ, 日記, このエントリをはてなブックマークに追加

先月の買い逃しがあったので都内の大型書店に行く。たまには大型書店に行かないと大脳新皮質から虫わいちゃいますよあなた? 気になったものメモ。

柴田元幸氏訳のトマス・ピンチョンが出てた

トマス・ピンチョン全小説 メイスン&ディクスン(上) (Thomas Pynchon Complete Collection) トマス・ピンチョン全小説 メイスン&ディクスン(下) (Thomas Pynchon Complete Collection)

柴田元幸氏訳のトマス・ピンチョンが出てて、しばし悩む……。むむむむむ。

  • トマス・ピンチョン全小説 メイスン&ディクスン(上) [Amazon]
  • トマス・ピンチョン全小説 メイスン&ディクスン(下) [Amazon]

21世紀にピンチョンとか……なにごと?! とか思ったらこういうことか……

ぐわ~ごついラインナップ……刊行予定2年先まで埋まっとる……この先の自分の人生でトマス・ピンチョンを読むことがあるとはちょっと思えないんだが、気にはなるなぁ……。

「本当に恐ろしいクトゥルフ神話」の表紙を見て「あらかわいい」と思ったのこと。

「本当に恐ろしいクトゥルフ神話」の表紙を見て「あらかわいい」と思ったのこと。

書籍 – 本当に恐ろしいクトゥルフ神話 異形の暗黒神たちをビジュアル化!

この手の萌え系クトゥルフ本って誰が得するんだろ? それなりに需要があるのか売れるのか企画が通りやすいのか。デモンベインの功罪は大きいねぇ……とかこないだ誰かと話したっけか。ちなみに俺のはじラヴ!(はじめてのラヴクラフト体験)は意識的にはTV「ギミア・ぶれいく」のドラマ「インスマスを覆う影」→ラブクラフト全集、無意識的にはケイブンシャの大百科「世界の怪獣大百科」だね。

気になった文庫

月族1 プラリネの物語 (小学館文庫) 月族2 ルーンの物語 (小学館文庫)

  • 今村恭子『月族 1 プラリネの物語』[Amazon]
  • 今村恭子『月族 2 ルーンの物語』[Amazon]

単純に表紙に惹かれて。ファンタジー? 著者は知らず。まったくの未読。他にいくつか「表紙が綺麗」「ファンタジーっぽい」って理由だけで気にかかった文庫がいくつかあったけど、忘れてしまった。

空色勾玉 (徳間文庫)

  • 荻原規子『空色勾玉』[Amazon]

あと、古代日本を舞台にしたハイファンタジーの傑作「空色勾玉」が徳間から文庫になっていたので「へぇ~」と思った。

神狩り〈2〉リッパー (徳間文庫)

最後に山田正紀『神狩り〈2〉リッパー』[Amazon] がこれまた徳間文庫。もうとにかくカッコよかったとしか記憶にないんだけど。あ、でたのね、と。

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松本晶『あるいは脳の内に棲む僕の彼女』

06.29.2010 · Posted in , 本の感想 このエントリをはてなブックマークに追加

松本晶『あるいは脳の内に棲む僕の彼女』 [Amazon]

あるいは脳の内に棲む僕の彼女

第9回小松左京賞最終候補作。ろくでもないカバーイラストに惹かれて購入。これが素直に面白かったら清々しく「ああ! ろくでもなかった!」と喜びを唄えたんだが、そうでもなかったのが悲しいところ。

タイトルからしてAI、人工知能モノかと思ったが、登場するのは有機ナノマシン製の完璧な肉体と美貌を備えた存在。AI(Artificial Intelligence)というよりはAE(Artificial Existence)というのが相応しいかも知れない。

今日日「完璧な肉体と美貌を備えた」と言われても、その深さ千尋とも云われる「不気味の谷」を目の当たりにし続けている我々からしてみれば「はぁ……」とため息もでようもの、だけど、それを端的に「彼女らの一部は性的玩具として扱われています。アングラですけどね」として物語を進めてしまったのがこの作品の善性かもしれない。

主人公君がヘタレ気味のオタク青年(大病持ち)ということもあいまって、たいそう居心地の悪い目を味わうことができた。「己の惨めな欲望を、十二分に叶えてくれる存在が現れたとき、人々はどのように振る舞うのだろうか、ほら、例えばこのように」という蠱惑的な餌。それをめぐる物語。だから、この表紙は正解だったと思う。

あのエッチなAIのディスプレイも、一般人を入れないための心理的バリア。元々は客引のためだったんだんでしょうけど、アレ見て普通の人たちは絶対に入ってこないから、結果オーライ

まぁそれも分り易すぎる撒き餌で、その下に2重3重の多層的な主題を隠してはいるんだが……高度な専門用語で言うところの「ヘタ」「粗が見える」などの理由により楽しめきれなかったのが残念だった。

本道たる人工知能研究の知見の外挿、本邦の医療体制が構造的に抱える問題への言及、健康保険制度が崩壊し、フィクションにおける性的表現の制限に「成功」しコンテンツビジネスの壊滅と性犯罪の増加をもたらした未来の日本。
面白そうなビジョン、小ネタは幾つも散見され、むしろそっちを詳しく! と思いつつも。全然そんなことはなかったぜ。なのが本当に残念だったなぁ、と思ったのこと。

これがライトノベルレーベルででてたら、もしかすると「おお!SFだっ?!」ってな感じで絶賛してたかも知れないけど、¥1,900 の単行本でこれだされてもな……。

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小松左京賞も第10回で一旦打ち切り。
その歴史的意義を果たした、というところかしらね。

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自宅卓上ゲーム会『レッドノベンバーを救え!』『スコットランドヤード』

06.27.2010 · Posted in 卓上ゲーム, 自卓ゲ会 このエントリをはてなブックマークに追加

今月頭から始めてた週末の自宅卓上ゲーム会、通称「自卓ゲ会」のプレイングメモ。卓上ゲームに詳しい奴なんてひとりもいない素人の手慰みだが俺達が楽しければそれでいい。主義主張も信条もとくになく適当に卓上ゲームを遊びちらかそう、賞とったり名作と呼ばれてるゲームをこれを機会にやってみるのもいいね、ぐらいの有様。

今回遊んだのは『レッドノベンバーを救え!』と『スコットランドヤード』。06/26(土)の15:00あたりから俺、K、T、Iの4人が集合。20:00すぎから仕事を終えたゾエが参加。

小一時間よもやまばなし(最近の漫画どうよ、シグルイ終わるねぇ、ハガレン終わったねぇ、ラブプラスプラスはエクストリームラブプラス専用、埼玉の草加煎餅はどうかと思うよ? 俺今持ってきてるからおしゃべりさせない? 断る、うわこの人達キモい……などなど)したあとゲーム開始。

まずは『レッドノベンバーを救え!』

レッド・ノベンバーを救え!  完全日本語版

以前の「自卓ゲ会」では『パンデミック』とか『ドミニオン』とかやってたので、ちょっとユルいゲームでもやってみるか、と思って購入。火災、浸水、原子炉の暴走、核ミサイルの誤射、巨大イカの襲撃などなど、次々と災厄に見舞われつづけるオンボロ原子潜水艦レッドノベンバー号で60分間生き残れ、生き残れたらプレイヤー全員の勝利、全滅したらプレイヤーの負け、という協力ゲーム。協力ゲームなんだけど、ラスト10分になったら仲間裏切って逃げ出すのも可!というところが面白い。

基本的にやることなすことのほとんどが運任せ、カードまかせで知略・戦略の入り込む余地は少なく、カードの引きやダイス運次第ではそうそうに(そして簡単に)「詰みました」ということになりかねないスパルタンなゲームバランス。協力ゲームのくせにやたらと死にやすいし、火災やロックの故障で閉じ込められて、なにもできなくなってしまう事態が頻出するのもいかがなものか?(いやそれも楽しいんだけど。)事態を改善しようとすればするほど様々な災厄にみまわれるドタバタパニックを楽しむゲームという感じかしら。完成度やコンポーネントの作りとか、露骨に高くないんだけど、そういうゲーム性なのか遊んだ我々のせいなのか、ゲーム中1、2回、抱腹絶倒の神シチュエーションが出現したことは記録しておきたい。

『レッドノベンバーを救え!』

暴走しかけた原子炉を修理すべく突貫したら、立て続けに起こった火災で脱出不能に「いや、大丈夫。ここで原子炉修理し続けます」→延焼して今いる部屋も火の海に、アイテムがないので脱出不可、火を消さないと焼死オワタ\(^o^)/ さらに原子炉暴走の危険→「どうせ死ぬなら原子炉のほう直してよ」「ええい! やりゃいいんだろやりゃ!」「おぉ~さすが~」「いま英雄が生まれましたよ、同士」「ああ、こりゃスターリン勲章もんだ」「おれナディアでこういうシーン観たことあるわ」

『レッドノベンバーを救え!』

ゲームも終盤、状況はほぼ「詰み」。すでに艦内環境はズタボロ。鳴り響くアラーム。まもなく核ミサイルが発射されようとしている。起死回生のアイテム掘りにいそしむ仲間を尻目に乗組員のひとりが裏切りを画策、核ミサイルの発射を止めるふりをして、体良く手に入れたアクアラングでひとり脱出を図る。そしてやめときゃいいのに裏切りを宣言する「こんなん無理! だが俺はあきらめない! お先に!」その目前にで故障するハッチ「あれ?」ガチャンガチャン。「裏切者は吊るせ~!」

『レッドノベンバーを救え!』

2回遊んで、両方とも原子炉の暴走でゲームオーバー。プレイヤーの負け。1ゲーム50分程度。

次、遊んだのは名作の誉れ高い『スコットランドヤード』
名作の名に偽りなし! 掛け値なく楽しかった!

Ravensburger スコットランドヤード

ロンドン市内を逃走する怪盗、Mr.Xを、スコットランドヤードの刑事たち5人が追跡する対戦ゲーム。移動に使えるのはタクシー、バス、地下鉄で経路と回数に制限がある。Mr.Xは神出鬼没で2回移動できたり移動経路を隠したりできるが、特定のターンに姿を表さなければならない。刑事たちはMr.Xを包囲し追いつめ捕縛する。Mr.Xは刑事たちの裏をかき、逃げ続ける。お互いの心理の読み合いがキモとなる知略ゲーム。

『スコットランドヤード』

最初、俺がMr.Xをやったんだが、これが緊張するのなんの。視線で行き先を気取られないようにMr.X帽子を目深にかぶり逃走経路を練る(だが、じっさいのところ刑事でやってみると、どこらへんにいるのかまるわかり)緊張のあまり手のひらは冷たくなり口数は少なくなる。2手先、3手先を読んだつもりでも、追いつめられた人間の行動なんて簡単に読まれる。犯人は現場に戻ってくるってのはホントだねあれ、姿を現したあと、裏をかいているつもりでその周囲をついウロウロしてしまう(本当はリスクをとって高跳びすべきなのに……)相談できる刑事たちの羨ましいこと羨ましいこと。ただひたすらに孤独に寡黙に盤上を見つめる。窮地を脱した時はつい口数が増え目線で脱出経路を追ってしまう。そして出し抜いたつもりでとっ捕まる。ああ、だめだやっぱおれ犯罪者とか向いてないわとか本気で思ったわ。「どうしたんですか? 口数が多くなりましたけど?」と言われた時とか、刑事陣の推理を聞いてるときのワクドキバクバク感とか、もうこれは罰ゲームですか?と思うことしきり。つまりすんげぇ楽しかったってこと。刑事側は刑事側で推測と相談でMr.Xの行動範囲を狭め、追いつめていくのが楽しい、仲間がいるので心理的にも楽だし。Mr.Xを追いつめたラスト数ターンなんて最高だね。「さぁ、狩りの時間だ!」とか言っちゃう。いやぁ楽しかった。これはぜひ、次回もやりたいな。

都合4回遊ぶ。結果メモ。

1回目:4人プレイ:Mr.X(俺)14ターン目で捕まる。
2回目:4人プレイ:Mr.X(I)9ターン目で包囲される。
3回目:5人プレイ:Mr.X(ゾエ)16ターン目で包囲される。
4回目:5人プレイ:Mr.X(ゾエ)10ターン目で包囲される。

最短9ターン、最長16ターン、平均12.25ターンか。
Mr.Xは最初に姿を現してからの序盤でリスクをとって刑事たちの包囲網をいかにしてかいくぐるか、がミソ……かなぁ……。う~ん。

スコットランドヤード (ボードゲーム) – Wikipedia

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「ラブプラスMAP」を見てゲーム「パンデミック」を想起する

06.26.2010 · Posted in ゲーム, ネタ, 卓上ゲーム このエントリをはてなブックマークに追加

ラブプラスMAP Powered by 日本男子ラブプラス化計画実行委員会

ラブプラスMAP

自慢の彼女で日本列島を埋めつくそう!

ラププラス禍が日本列島だけでなく遠く朝鮮半島、台湾島、大陸にまで及んでいるのをみるにつけ、卓上ゲームの傑作『パンデミック』を想起したのこと。盤上でいうならこんな有様か。

パンデミック

「これはもうだめかもわからんね」

パンデミック 日本語版 パンデミック拡張セット「絶体絶命」日本語版

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それは、世界を侵す愛

06.24.2010 · Posted in ゲーム, ネタ このエントリをはてなブックマークに追加

うわ、久々にいいもん見た、と思ったのこと。

「Zoot Woman – Memory」元ネタのほうは過去⇔現在の越境、「ラブプラス」(寧々さん!)のほうは2次⇔3次の越境、と微妙に位相をずらしているのがオマージュとしても素晴らしい。

あぁそうそうこれこれ、この感じ、この「こっち側」への越境感/侵食感こそが「ラブプラス」 よなぁ、と思った。本来、絶対安全確実剃刀なはずの「こっち側」に対して、切迫し越境し侵食してくる感じ。「こっちを見ている」感じ。(もちろんそれは人間が勝手にしてる錯覚で、「よくできた錯視」みたいなもんなんだろうけど。「人間は鏡に映った自分を目にした時はじめて人間になるんだぜ?」みたいなこと言ってたの誰だっけ? ラカン?)

それでいて、ゲームの中では「これは夢なのかもしれない」「永遠なんてないのかもしれない」といって虚構が虚構であることの寂しさ、みたいなものを視野に入れてるあたり、周到でタチが悪い。凛子さんの「胡蝶の夢」イベント、あるいは寧々さんの「あなたからも卒業」イベント、などをみたときの不思議な感動。

ひょっとして夢なんじゃないかって…

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4Gamer.net ― 発売まであと5日! 彼氏力が燃え上がる「ラブプラス+」の追加情報を,内田プロデューサーに聞いた(ラブプラス+)
http://www.4gamer.net/games/107/G010772/20100618087/

内田氏:
 ええ。彼女が慰めてくれるモードと,とっておきの“SOSボタン”というのがあります。

4Gamer:
 えっ,慰めてくれるんですか? 彼女が?

内田氏:
 ええ,常にカジュアルに慰めてくれるモードと,一回だけ,「どうしてもダメだ」「もうダメかもしれない」というときに押してほしいSOSボタンの二つの形で。
 この部分については,とくに念入りに収録をしました。

4Gamer:
 どんなときにSOSを使えばいいんでしょう?

内田氏:
 もう本当に心が疲れ切ってしまって,不安になってしまうことって誰にでもありますよね。僕自身も,連日深夜まで仕事をしていて,それでも満足のいくものが出来なかったりすると,たまに悲しい気分になるときがあるんですよ。何やってんだろう,俺はもうだめかもしれない……って,心が折れそうになるんです。

たかがゲームになんて責務を負わせてやがるんだ、アホか、正気じゃねぇなおい、とか思わんでもないが、しかし正気にては大業ならず。ここまでクレイジーなものを、これだけの思いを込めて世に送り出そう、ってんだから、素直に「こいつらはすげぇな」と思ったのこと。

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Zoot Womanの曲はiTuneで速攻ポチった。いいね、これ。

Things Are What They Used To Be

ああ、なんか公式サイトで紹介されちゃってるぞ? わかっててやってるのかなこの人達w

New Album: Things Are What They Used To Be – Zoot Woman
http://www.zootwoman.com/

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というわけで今日発売か。やれやれ。

ラブプラス+

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2010年1月31日 ~ 2010年2月6日 の読了記録

02.07.2010 · Posted in 読了 このエントリをはてなブックマークに追加

読了12冊。星5評価(年間ベスト候補)は4冊。
「ザワさん」。評判に違わず面白かった。こんなマンガだったとは。
「『侍』はこうして作られた―アクワイア制作2課の660日戦争」。ユニークであったなぁ。
あと西村本気『僕の見たネトゲ廃神』[Amazon] が面白かったのこと。

僕の見たネトゲ廃神

期間 : 2010年1月31日 ~ 2010年2月6日
読了数 : 12 冊
高校球児 ザワさん 3 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
三島 衛里子 / 小学館 (2009-12-26)
★★★★★ 読了日:2010年2月6日
でもやっぱ端から見てるよりはザワさんに近づいたほうが面白いわけで。奇手だけが続くのもつまらんから奇手から王道へ、というのもまたよし。なんだろうなぁこのドラマ。
高校球児 ザワさん 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
三島 衛里子 / 小学館 (2009-07-30)
★★★★★ 読了日:2010年2月6日
批評性とは言い換えると「助平根性」
高校球児 ザワさん 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
三島 衛里子 / 小学館 (2009-04-30)
★★★★★ 読了日:2010年2月6日
ビックリした。こんなマンガだったのか……。なんたる批評性。
ゲーム開発最前線『侍』はこうして作られた―アクワイア制作2課の660日戦争
新 清士 / 新紀元社 (2002-06)
★★★★★ 読了日:2010年2月3日
米光一成さんの米光ラジオで始めて知り速攻Amazonでポチった。(たしか「大東京トイボックス」のうめさんがゲスト参加した日だったから1月27日か。)これまでゲーム開発の現場も現場に密着し、かつ赤裸々に語った書籍は他に無いんじゃなかろうか? 面白かった。
僕の見たネトゲ廃神
西村本気 / リーダーズノート (2010-01-30)
★★★★☆ 読了日:2010年2月6日
17歳の青年による自伝的ネトゲ廃人訪問記。内容は総じて薄いけど、不思議なフィクション臭がする。文学だと思う。これは。
ヒメアノ~ル 5 (ヤングマガジンコミックス)
古谷 実 / 講談社 (2010-02-05)
★★★★☆ 読了日:2010年2月6日
パキパキに可笑しいなこのマンガ。なのに、何故こんなにも安心できないものか。
3センチメンタル 1 (アフタヌーンKC)
板羽 皆 / 講談社 (2010-02-05)
★★★★☆ 読了日:2010年2月6日
板羽皆の家族マンガ。すばらしい。
純潔のマリア (1)
石川 雅之 / 講談社 (2010-02-05)
★★★★☆ 読了日:2010年2月6日
本・雑誌
北崎 拓 / 小学館 (2010-01-29)
★★★☆☆ 読了日:2010年2月4日
本・雑誌
北崎 拓 / 小学館 (2010-01-29)
★★★☆☆ 読了日:2010年2月3日
木曜日だった男 一つの悪夢
チェスタトン / 光文社 (2008-05-13)
★★★☆☆ 読了日:2010年1月31日
さすがの南條訳というべきか、文章が洒脱で会話が軽妙。味わいとしては今日日のライトノベル的でもいいんだが、だとしたら1人1人に特殊能力のひとつも欲しいところだったね、とかなんとか。
ロケットスターター 1 (アフタヌーンKC)
深山 和香 / 講談社 (2010-02-05)
★★☆☆☆ 読了日:2010年2月6日
いまひとつ。

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